秩父パリー食堂|築98年の登録有形文化財で味わう伝説のオムライスと90分食べ歩きルート

結論:11時半開店直行で待ち時間ゼロ、オムライス800円で文化財体験

星野悠斗です。秩父の花畑駅から徒歩2分、パリー食堂の話をします。

昭和2年(1927年)築、国の登録有形文化財。96年間レシピを変えていないオムライス800円。PayPay対応、英語メニューあり。クレカ不可なので現金必須。営業は11時半〜19時、不定休。

結論から言うと、11時15分に到着して開店待ちするか、14時〜17時の空き時間を狙うこと。ピーク時は40〜60分待ちになる24席の小さな店です。

池袋から西武特急で80分、秩父神社まで徒歩3分の立地。神社参拝→パリー食堂→芝桜の丘(4〜5月)または長瀞ライン下り(通年)の黄金ルートで、90〜120分あれば秩父グルメの要所を押さえられます。

実食レポート:オムライスは及第点、雰囲気は満点

先週金曜、11時25分着。すでに5組待ち。開店と同時に着席、11時35分にはオムライス到着。

オムライス(800円):昔ながらの固焼き卵で包んだチキンライス。付け合わせにポテサラ、きゅうり、バナナ、りんご、パイナップル、オレンジ。まさに昭和の「お子様ランチ」スタイル。

正直、味は普通です。卵はふわとろではなく、しっかり火を通したオムレツ。ケチャップライスも特別ではない。でも、それでいい。ここは味ではなく、時代を食べる場所だから。

店内はコンクリート床、ビンテージ柄のテーブル、色褪せた地元祭りのポスター、有名人のサイン色紙。看板猫「パリ子」が足元をうろつき、メロンクリームソーダ(650円)がガラス瓶で運ばれてくる。

食べログ3.49点(421件)、Google Maps 4.2点。評価が分かれるのは当然で、「美味い飯」を求める人には向かない。建物と雰囲気込みで1,500円の価値があるかどうか、それが判断基準です。

周辺90分ルート:予算3,000円で秩父名物制覇

パリー食堂を起点に、90分で回れる鉄板ルートを3つ。

ルート1:王道わらじかつ丼コース(移動15分+食事30分+休憩45分)

  1. パリー食堂でオムライス(800円)
  2. 徒歩15分→安田屋でわらじかつ丼ハーフ(900円)※創業100年超の元祖店
  3. 徒歩10分→祭の湯で温泉(平日970円)

合計:2,670円+交通費

ルート2:地元B級グルメ巡り(移動20分+食事40分+買い物30分)

  1. パリー食堂でラーメン(600円)
  2. 徒歩3分→野坂で豚みそ丼ミニ(750円)
  3. 徒歩7分→ちんばたでみそポテト(300円)
  4. 徒歩10分→道の駅でイチローズモルト試飲(700円〜)

合計:2,350円〜

ルート3:インスタ映えスイーツ編(移動25分+滞在65分)

  1. パリー食堂でクリームソーダ+プリン(1,300円)
  2. 徒歩12分→泰山堂カフェでケーキセット(1,200円)※大正建築の絹商屋敷
  3. 徒歩8分→秩父神社で御朱印(500円)

合計:3,000円

タイミング攻略:行列回避の鉄則

絶対避けるべき時間帯

  • 土日祝の12時〜14時(60分待ち確定)
  • 芝桜シーズンの全時間帯(4月中旬〜5月上旬)
  • 秩父夜祭(12月2〜3日)

狙い目

  • 平日11時15分到着の開店待ち(待ち時間15分)
  • 平日14時〜17時(待ち時間0〜10分)
  • 雨の日の全時間帯(客数半減)

駐車場は3〜4台分のみ。電車推奨ですが、車なら近隣のコインパーキング(1時間200円)を使うこと。

アクセス詳細:最速ルートと節約術

最速(80分・1,700円): 池袋→(西武特急ラビュー)→西武秩父駅→徒歩8分

節約(100分・790円): 池袋→(西武池袋線急行)→飯能→(西武秩父線)→西武秩父駅→徒歩8分

最寄り駅からの詳細ルート

  • 花畑駅(秩父鉄道)から徒歩2分 ※最短
  • 秩父駅(秩父鉄道)から徒歩10分
  • 西武秩父駅から徒歩8分

Googleマップで「パリー食堂」と検索すれば一発。英語表記は「Paris Shokudo」。

英語メニュー対応と外国人向けTips

英語メニューあり(Tabelog確認済み)。ただし、スタッフの英語対応は期待しないこと。

外国人同行時の注意点

  • カツ丼(1,100円)は評価が極端に分かれる。焦げと生焼けのクレーム多数
  • オムライスが最も無難。ビジュアルも含めて「日本の洋食」体験として○
  • 支払いは現金のみと事前に伝えること(PayPayは外国人には使いづらい)
  • 写真撮影OK。むしろ推奨される雰囲気

店頭のサンプルケースと壁のメニュー写真で注文可能。指差しでOK。

文化財としての価値:なぜ「食べる」必要があるのか

2004年2月17日、国の登録有形文化財に指定。理由は「看板建築」の貴重な現存例だから。

看板建築とは、関東大震災後の1920年代に流行した建築様式。木造なのに正面だけモルタルで塗り固めて、西洋風の装飾を施した「ハリボテ感」のある建物。防火対策と見栄えの両立を図った、日本独特の建築文化です。

秩父には戦災を免れた大正〜昭和初期の建築が集中していて、馬場通り一帯は「生きた建築博物館」状態。パリー食堂の他にも、小池煙草店、安田屋、旧大月旅館別館など、複数の文化財が現役で営業中。

重要なのは「現役」という点。博物館じゃない、今も使われている。3代目店主(77歳)と4代目(孫)が厨房に立ち、96年前のレシピでオムライスを作り続けている。

建物は今、耐震補強が必要で、工事費4,000万円をクラウドファンディングで集めている最中。つまり、今食べに行くことが、文化財保護への直接支援になるということ。

まとめ:期待値を調整して臨め

パリー食堂は「美味い店」ではありません。「昭和2年から続く食堂」です。

オムライス800円は、築地の1,200円のふわとろオムライスより美味くない。でも、96年間レシピを変えていない意地と、4代続く家族経営の重みと、登録有形文化財の空間体験込みなら、むしろ安い。

行くべき人

  • 建築に興味がある
  • 昭和レトロが好き
  • インスタ映え重視
  • 秩父観光のついでに寄りたい

行かなくていい人

  • 純粋に美味いものを食べたい
  • 待ち時間が嫌い
  • 現金を持ち歩かない
  • 清潔感重視

僕の評価は★★★★☆(5点中4点)。味だけなら★★☆だけど、総合体験として★4つ。学生には1,500円の昼飯は贅沢だけど、月1の文化体験費と思えば許容範囲。

次回秩父に行くときは、11時15分到着で並んで、オムライスとクリームソーダ(1,450円)を注文する。それが、98年続く食堂への最低限のリスペクトだと思うから。

FAQ

Q1: 予約は可能ですか?

8名以上の団体のみ予約可(2階座敷利用)。7名以下は予約不可、先着順です。電話は11時半〜18時半:0494-22-0422

Q2: 車椅子やベビーカーでも入れますか?

入店可能です。1階席はテーブル席で段差もほぼなし。ただし通路は狭いので、混雑時は動きづらいかも。

Q3: テイクアウトはできますか?

一部メニューのみ可能。事前に電話で確認・注文しておくとスムーズ。容器代別途。

Q4: 秩父夜祭の時期の混雑具合は?

12月2〜3日は激混み。開店前から行列、終日60分以上待ち。この時期は避けるか、相当な覚悟を。

Q5: 一人でも入りやすい?

全然OK。カウンター席はないけど、相席になることもなく、一人客も普通にいます。僕も基本ソロです。

参考サイト

記事一覧に戻る