東京都の重 要 文 化 財
Important Cultural Property of 東京都東京都に所在する重要文化財。
愛知県名古屋市東区徳川町の徳川美術館が保管する羽織1領である。時代の欄は安土・桃山だが、年代の欄のほうは1601年から1700年である。平成16年(2004年)に重要文化財へと指定された1領の羽織である。
茨城県水戸市見川の徳川ミュージアムが所有する日本書紀神代巻の写本である。名称の山括弧が示すとおり上下の2巻からなる。国宝ではなく、昭和19年(1944年)に重要文化財へと指定された2巻の古写本である。
千葉県佐倉市の国立歴史民俗博物館にある文書で、所有は大学共同利用機関法人人間文化研究機構である。ここまで扱った物件では見られなかった所有者の種別にあたる。昭和16年(1941年)に重要文化財へ指定された。
東京都台東区上野公園の東京国立博物館が保管する鎌倉時代の刀1口である。ふりがなの欄には、山括弧も斜線も名称のとおりに置かれている。昭和33年(1958年)に重要文化財へと指定された、1口の刀剣である。
東京都港区南青山の根津美術館にある鎌倉時代の曼荼羅1幅である。文化庁の記録は信仰の背景を、所蔵館の記録は画面の細部と寸法を述べており、内容が補い合っている。平成18年(2006年)に重要文化財となった。
東京都台東区上野公園の博物館が保管する縄文時代の土偶1箇である。名称に斜線で出土地が続くが、ふりがなの欄は「どぐう」のみである。宮城県から出土し、昭和56年(1981年)に重要文化財へ指定された1箇。
東京都世田谷区上野毛の五島美術館が所有する古墳時代の鏡1面である。解説文は「古墳時代の資料。」の一文のみである。岐阜県揖斐郡から出土し、昭和28年(1953年)に重要文化財へと指定された1面の鏡である。
東京都台東区の東京国立博物館に寄託された水墨画で、所有は財団法人常盤山文庫である。名称は拾得図であり、寒山は入らない。同じ主題の別の物件は登録美術品にあたる。昭和51年(1976年)に重要文化財となった。
福岡県太宰府市の九州国立博物館が保管する江戸時代の瓶子1口である。同形同文様のもう1口は未指定のままである。倹約令から年代が導かれており、昭和34年(1959年)に重要文化財へと指定された1口である。
鞘全体を亀甲繋文の金薄板で包んだ桃山時代の腰刀拵。鍔を持たない合口造で、中身は室町時代の山城・信国の小脇指。刀身には不動・毘沙門の梵字を彫る。獅子の金具は後藤家と考えられ、細川幽斎・三斎の所用と伝わる重要文化財。
東京・永青文庫が所蔵する重要文化財「銀杯」。中国・洛陽金村の墓から出土したと伝わる三口で、鍍金の残る耳杯、游環の下がる鍛造の匏状杯、底や側面に刻まれた銘など、古代中国の銀器と金工技術を間近に見られる逸品です。
1854年、ペリー遠征に随行した写真家エリファレット・ブラウン・ジュニアが撮影した銀板写真(田中光儀像)は、外国人が日本国内で日本人を撮影した現存最古の写真の一枚として、2006年に国の重要文化財に指定されました。浦賀奉行所与力として日米交渉に携わった田中光儀の凛とした姿が、写真技術の黎明期を物語る貴重なダゲレオタイプに刻まれています。東京都写真美術館(恵比寿ガーデンプレイス内)に寄託。
江戸時代前期の僧侶・古典学者である契沖(1640〜1701)の自筆草稿群。『万葉代匠記』や『和字正濫鈔』など、日本の古典研究と国語学の基礎を築いた画期的著作の原稿を含む重要文化財です。
東京都に伝わる剣〈銘光忠〉は、鎌倉時代中期の備前長船派の祖・光忠が銘を切った稀少な両刃の直刀である。太刀を得意とした光忠の剣は例が乏しく、昭和四十九年に重要文化財へ指定された。刃長二七・〇センチ、両鎬造の量感ある姿を示す。
東京国立博物館が所蔵する重要文化財「絹本淡彩山中結廬図〈浦上玉堂筆/寛政四年の自賛がある〉」は、江戸後期の文人画家・浦上玉堂が四十八歳、脱藩の二年前に描いた紀年銘付きの貴重な山水画です。藍や代赭を用いた明るい色彩のなかに、晩年様式への萌芽が感じられる名品の魅力をご紹介します。
昭和28年指定の重要文化財。鎌倉時代の絹本著色による愛染明王の一幅で、東京都の個人が所有する。三目六臂・朱赤の身色や宝瓶上の月輪に坐す図像、煩悩即菩提を体現する尊の意味と密教の愛染法、同種の作例を見られる施設までを解説する。
東京国立博物館が所蔵する鎌倉時代の絹本著色阿弥陀三尊像。皆金色の三尊が雲に乗って降りる立像来迎図で、截金や群青を駆使した、来迎図のなかでも異例に大きな一幅。福島県いわき市の如来寺に伝来し、大正4年に重要文化財に指定された。
東京都内に個人所蔵される重要文化財「絹本著色一遍上人絵伝断簡〈(江之島)/(歓喜光寺本)〉」は、正安元年(1299年)制作の国宝「一遍聖絵」の系譜に連なる鎌倉時代の絹本絵画。江之島という中世の聖地が描かれた1幅で、昭和34年に重要文化財に指定された希少な遺品です。
「絹本著色鶉図〈『雑華室印』ノ印アリ〉」は、南宋時代に中国で描かれた一幅の花鳥画で、室町幕府六代将軍・足利義教の鑑蔵印「雑華室印」が捺されています。後に「東山御物」と総称される足利将軍家の中国絵画コレクションに連なる重要文化財として、東京都内の個人によって大切に守り伝えられている貴重な一作です。
昭和34年に重要文化財へ指定された絹本著色の掛軸。明末清初を代表する画家・藍瑛が、雨上がりの夏山を潤んだ墨で描いた一幅。浙派の最後を飾る巨匠の手になり、江戸の文人画にも影響を与えた作品と、その鑑賞の手がかりを紹介する。