大阪府の国 宝
National Treasures of 大阪府大阪府に所在する国宝。
大阪市の四天王寺が所有する飛鳥時代の直刀で、長さ62.4センチメートル。二筋樋の上に北斗七星と瑞雲、鎺元に竜頭を金象嵌する。星文を象嵌した大刀は正倉院と法隆寺献納宝物のほかに遺例がなく、昭和27年に国宝に指定された。
大阪市立東洋陶磁美術館が所蔵する中国・南宋時代の建盞。漆黒の釉面に銀色の粒状の斑文が内外全面に散り、その部分だけ金属的な光沢を放つ。関白秀次の所持と伝わり、昭和26年(1951年)に国宝に指定された。
大阪市の藤田美術館が所蔵する中国・南宋の天目茶碗。漆黒の釉面に粒状の斑文が浮かび、そのまわりが暈状に玉虫色の光沢を放つ。文化庁は内外両面に曜変があるのは本茶碗だけと記す。昭和28年に国宝に指定された。
大阪府高槻市真上から出土した奈良時代の金銅製墓誌で、大阪歴史博物館が保管する。銘文に始祖からの系譜と官職、没年、葬地が刻まれ、年代は天平宝字6年(762年)。昭和27年(1952年)に国宝へ指定された。
大阪府にある鎌倉時代の太刀で、身長73.3センチメートル、反り2.4センチメートル。茎が生ぶで助包の銘が残り、地は小板目肌に乱映えが立つ。昭和32年(1957年)に国宝へ指定された。所有者は個人である。
大阪府河内長野市寺元にある室町時代前期の金堂1棟である。解説文は開祖の名を「空悔」と誤記し、修理の年を9回にわたって列挙する。明治30年に重要文化財、昭和27年(1952年)に国宝へと指定された1棟。
大阪府河内長野市の天野山金剛寺が所有する平安時代の典籍3巻である。年代の欄は空だが、ト書の欄にはかわりに大治二年の朱の奥書が記されている。昭和27年(1952年)に国宝へと指定された3巻の典籍である。
大阪府藤井寺市の道明寺天満宮が所有する平安時代の刀子1口である。身長14.7センチメートルに対し、柄長は17.7センチメートルある。昭和26年に重要文化財、昭和28年(1953年)に国宝へ指定された。
大阪府藤井寺市の道明寺天満宮が所有する硯1枚である。国の欄は日本だが、品質・形状の欄のほうは唐代の製作としている。昭和26年に重要文化財となり、昭和28年(1953年)に国宝へと指定された1枚である。
大阪府藤井寺市の道明寺天満宮が所有する平安時代の櫛1枚である。玳瑁の下に紅緑の彩色を伏せ、上から透かして見せている。昭和26年に重要文化財、昭和28年(1953年)に国宝へと指定された1枚の櫛である。
奈良県奈良市学園南にある平安時代の絵巻1巻で、所有者は近鉄グループホールディングス株式会社である。会社が所有し、同社の運営する美術館が保管している。昭和37年(1962年)に国宝へ指定された絵巻である。
織田信長が愛し、徳川家康に伝わった国宝の刀。備前長船派の祖・光忠の最高傑作とされる本刀は、華麗な大丁子乱れの刃文と本阿弥光徳による金象嵌銘が見どころです。
嘉暦四年(1329年)、備前国長船派の名工・近景が鍛えた国宝の太刀。刃長約80.6cm、鎬造り・庵棟の堂々たる姿に、小板目肌の精緻な地鉄と直刃調の上品な刃文が調和する鎌倉末期の傑作。大阪府の個人蔵。景光との深い関係や「逆鏨」の独自技法でも知られる近景の代表作を徹底解説。
国宝・太刀 銘 備前国吉岡住左近将監紀助光は、元亨2年(1322年)に鎌倉時代末期の名工・助光が鍛えた備前伝の名刀です。華やかな丁子乱れの刃文と八幡大菩薩・妙見大菩薩への祈りが刻まれた長銘、徳川家光から阿部忠秋への下賜という由緒ある来歴を持つ、吉岡一文字派屈指の傑作をご紹介します。
平安時代の古備前派を代表する刀工・正恒が鍛えた国宝の太刀。優美な腰反りと精緻な鍛えが示す日本刀の美の極致、その歴史的価値と鑑賞のポイントを解説します。
鎌倉時代の備中国・古青江派を代表する刀工・守利が鍛えた国宝の太刀。縮緬肌の美しい地鉄や優美な姿など、その魅力と見どころ、鑑賞のポイントを詳しく解説します。
国宝・短刀〈無銘正宗(名物包丁正宗)〉の魅力を徹底解説。日本刀史上最も偉大な刀工・正宗が鍛えた名品の歴史、鑑賞ポイント、伝来、包丁正宗三口の比較、鑑賞の機会などをご紹介します。
鎌倉時代後期、相州伝の創始者・新藤五国光が鍛えた国宝の短刀。国光の現存作品中で最も地刃の働きに富んだ名品で、差表に素剣、差裏に不動明王の梵字が彫られています。徳川慶喜旧蔵品で、現在は大阪府の個人が所蔵。日本刀の歴史を語る上で欠かせない一振りです。
元亨4年(1324年)に大和保昌派の名工・藤原貞吉が鍛えた国宝短刀「名物 桑山保昌」。享保名物帳に所載され、桑山伊賀守元晴から加賀前田家へと伝来した本短刀は、保昌派の代名詞である柾目肌の技法を最高水準で示す鎌倉時代の傑作です。その歴史・芸術的特徴・鑑賞のポイントを詳しく解説します。
備前国吉岡一文字派の名工・助光が元応二年(1320年)に鍛えた国宝の薙刀。鎌倉時代末期の薙刀の典型的な姿を完璧に保ち、生ぶ茎に年紀銘を備える極めて稀な一振です。加賀前田家伝来の名品で、丁子乱れの刃文や小板目肌の地鉄に、七百年前の刀工芸術の最高峰を今に伝えます。