重要文化財
Important Cultural Property日本の重要文化財を一覧で検索できます。都道府県、時代、カテゴリーで絞り込み、詳しい解説を読み、地図や旅行のヒントで訪問計画を立てましょう。
京都・青蓮院宛てに後陽成天皇が認めた国宝の御消息。慶長伏見地震直後に書かれたとされるこの宸翰の書道史的価値、歴史的背景、鑑賞の見どころを詳しく解説します。
鎌倉時代の僧・慶政が南宋の泉州からもたらした日本最古のペルシア語文書「紙本墨書南番文字」。イランの著名な詩人の詩句が記された重要文化財の歴史的価値と、海のシルクロードが結んだ中世の国際交流の物語をご紹介します。
州浜鵜螺鈿硯箱(すはまうらでんすずりばこ)は、平安時代に制作された重要文化財の漆工芸品です。州浜(砂州)の風景と鵜の姿を螺鈿技法で表現したこの硯箱は、当時の漆工職人の卓越した技術と日本独自の美意識を今に伝える貴重な作品です。京都府の個人蔵として伝わるこの名品の魅力と、平安漆芸の世界をご紹介します。
京都府に個人所蔵として伝わる「石造浮彫三尊仏龕」は、唐の開元十二年(七二四年)の紀年銘を持つ重要文化財です。則天武后ゆかりの光宅寺七宝台を荘厳していた宝慶寺石仏群の一点で、インド・グプタ朝様式を消化した盛唐期仏教彫刻の精華を今に伝えています。
京都国立博物館所蔵の重要文化財「銅鏡(豊前国宇佐赤塚古墳出土)」は、大分県宇佐市の赤塚古墳から1921年に出土した古墳時代・3世紀の青銅鏡5面。三角縁神獣鏡を中心とするこの鏡群は、椿井大塚山古墳や石塚山古墳の同笵鏡とともに、初期ヤマト王権の全国的ネットワークと邪馬台国論争を語るうえで欠かせない至宝です。
京都国立博物館が所蔵する重要文化財「縹糸威胴丸〈兜・大袖付〉」は、室町時代中期に製作された兜と大袖を完備する稀少な一領です。淡い藍色の縹糸で威した優美な胴、阿古陀形の兜、赤銅に菊枝文を透彫した精緻な金具が見どころで、那須与一で名高い那須家に伝来したことでも知られます。金具の「一に菊花」紋は、現存する那須家の家紋の最古例として貴重です。
京都府に伝わる重要文化財「福井家京枡座関係資料」は、江戸幕府から西国三十三か国の公定枡の製造・販売・検査を独占的に任された福井家に伝来した、文書・絵図・実物の枡・焼印を含む総数2,139点の一括資料です。平成2年(1990)に指定され、東国を管掌した江戸の樽屋家の資料が失われた今、幕府公認枡座の実態を伝える日本唯一の史料群として、近世度量衡制度研究上きわめて貴重な存在です。
京都府の個人が所蔵する重要文化財『文筆眼心抄』は、平安時代初期の高僧・空海(弘法大師)が弘仁十一年(820年)に自著『文鏡秘府論』六巻の要点を抄録してまとめた一巻本の漢詩文作法書です。日本最古級の文学評論として、また宗教者・空海の文人としての側面を伝える貴重な典籍として、書跡・典籍の分野で国の重要文化財に指定されています。
京都国立博物館が所蔵する重要文化財「変形方格渦文鏡(変形方格規矩鏡 附変形獣文鏡)」を紹介します。古墳時代前期、4世紀に日本列島で製作された倭鏡で、中国漢代の方格規矩四神鏡を手本にしながらも、四神像が渦文に置き換わるなど大胆に和様化された造形を持ちます。鏡面側にまで文様帯が回り込む特徴は、東アジアの古代銅鏡でも極めて稀な例です。
弘安4年(1281年)、円覚寺開山・無学祖元が弟子の高峰顕日と交わした禅問答を、祖元自らが揮毫した墨蹟。鎌倉時代の禅宗黎明期を伝える1幅の重要文化財です。
京都府所在の国指定重要文化財「無爾可宣墨蹟〈与明知客偈/咸淳戊辰夏孟下澣〉」。南宋末の臨済禅高僧・無爾可宣(石橋可宣)が、咸淳四年(西暦1268年)の初夏下旬に、知客(来客の応対役の僧)であった「明」という弟子に与えた偈頌の一幅。茶の湯の世界でも最上格の掛物とされた禅林墨蹟の名品で、京都の禅文化の源流を伝える貴重な史料です。
中国最古の詩集『詩経』のうち宴饗や時世を詠む「小雅」を、鎌倉時代の日本で書写した重要文化財の巻物。漢籍が国内でいかに写され、訓点を添えて読まれたかを示す貴重な典籍資料で、現在は京都国立博物館が収蔵する。
京都府に伝わる指定文化財「木造獅子」の歴史的背景、芸術的価値、見どころを紹介。日本の木彫刻の伝統美と獅子の精神的な意味を探ります。
京都府に伝わる指定文化財「木造十一面観音立像」を紹介。十一の顔で衆生を見守る観音菩薩の象徴性、木造仏像彫刻の見どころ、京都における観音信仰の系譜を、関連寺院や博物館の情報とあわせて詳しく解説します。
昭和十八年に重要文化財へ指定された平安時代の写本。中国で失われた陸善経注などを割注の形で残し、もと百二十巻あったとされる文選集注のうち現存する一巻として、漢学伝来の古い姿を今に残す京都府所在の貴重な残巻である。
京都国立博物館に伝わる『文選 弁命論』は、中国南北朝時代の梁の昭明太子・蕭統が編纂した中国最古の詩文総集『文選』のうち、巻第五十四に収められた劉孝標の哲学的名篇です。奈良時代に日本へ伝来し、平安貴族の必読書として愛読された『文選』の写本群は、東アジアの知の交流と日本独自の受容を物語る貴重な文化遺産。書の美と思想の奥行きをじっくり味わえる京都の古典散策の旅へ、あなたをお誘いします。
六世紀の中国で編まれた詞華集『文選』の巻第一を、鎌倉時代の日本で書写した一巻。巻頭の賦、長安と洛陽を比べる班固「両都賦」を収める。奈良時代以来、貴族の必読書とされてきた漢籍の伝来を示す重要文化財です。
小倉百人一首の撰者・藤原定家が鎌倉時代に書写した一帖。賀茂・石清水の臨時祭に向けた歌舞の稽古「試楽・調楽」を記す。東遊や駿河舞・求子に関わる雅楽の音楽書で、昭和30年指定の重要文化財。京都府の個人蔵。
霊石如芝墨蹟〈正堂偈/天暦庚午孟春〉は、虚堂智愚の直弟子である元代の禅僧・霊石如芝が1330年に正堂という僧に与えた偈頌の墨蹟です。京都府の個人が所蔵する重要文化財であり、臨済宗の法脈と茶の湯文化を結ぶ貴重な禅林墨蹟として高く評価されています。
平安時代の歌合二百余度を集めた二十巻本類聚歌合の第七巻断簡。治暦年間の庚申の夜に催された歌合などを記す重要文化財で、ほかに記録の乏しい歌合を残す本文と、平安後期の流麗な書、その両面に価値をもつ一巻です。