重要文化財
Important Cultural Property日本の重要文化財を一覧で検索できます。都道府県、時代、カテゴリーで絞り込み、詳しい解説を読み、地図や旅行のヒントで訪問計画を立てましょう。
刃長69.9センチの無銘の刀で、南北朝期の相州鍛冶・秋広の作と鑑定され、昭和36年に重要文化財に指定された。刃先のみならず刀身全体に焼きが散る皆焼が見どころで、表裏には棒樋が貫く。大阪府内で個人が所蔵し、常時公開はされていない。
大阪府の個人が所蔵する重要文化財の刀。銘はないが、鎌倉時代中期に京で活躍した名工・来国行の作と古来鑑定されてきた。磨上げで銘を失った経緯と、来派の地鉄や刃文の見どころ、国行の作に出会える場所を紹介する。
刃長70.4センチ、反りの浅い幅広で重ねの薄い無銘刀。鎌倉時代の相州貞宗の作と古くから認められ、大阪府にある国の重要文化財。号「幅広」は太づくりの姿に由来し、青黒く澄んだ地肌と稲妻状に走る金筋が鑑賞の見どころとなる。
大阪府の個人が所蔵する重要文化財「刀〈無銘伝義弘(名物村雲江)〉」。南北朝時代の刀工・郷義弘(江義弘)の作と伝わる名刀で、刃に湧く沸が群雲のようだと豊臣秀吉が名付けたと伝えられます。前田家、五代将軍徳川綱吉、柳沢吉保へと渡った数奇な伝来を持つ名物刀の歴史と魅力をご紹介します。
井上真改は津田助広と並ぶ大坂新刀の名工で、沸の冴えから「大坂正宗」と称された。本刀は延宝四年(一六七六年)八月、最も円熟した時期の作で、青く澄んだ地鉄に長く金筋がかかり、差裏に菊紋を切る重要文化財である。
大阪府の個人が所蔵する重要文化財「刀〈銘奥州仙台住山城大掾藤原国包/寛永五年八月吉日〉」をご紹介します。仙台藩のお抱え刀工・初代仙台国包が「山城大掾」を受領した翌年、寛永5年(1628年)に鍛えた野心作で、大和保昌伝の柾目鍛えを蘇らせた新刀最上作の傑作。伊達政宗の文化的遺産を物語る貴重な一振りです。
慶長19年(1614年)、徳川将軍家の御用鍛冶・初代越前康継が輸入南蛮鉄を用いて江戸で鍛えた重要美術品指定の刀。日本刀史における南蛮鉄使用の先駆けとして、また大坂の陣の年に鍛造された歴史的資料として極めて高い価値を持つ。
大阪歴史博物館に保管される国指定重要文化財「大和国横井廃寺阯出土品」を紹介します。奈良市藤原町に建っていた横井廃寺の跡から発掘された、金銅菩薩立像・山雲双鸞鏡・銅銭・銅鋺残闕・刀装具残片など、奈良時代の地方寺院の信仰を物語る一括資料の魅力と歴史背景、そして見学のポイントを解説します。
天正十四年(一五八六年)の年紀をもつ堀川国広の脇指。新刀の祖と称される刀工の日向時代、古屋打ちと呼ばれる一群の一作で、京都で大成する以前の初期の手を示す重要文化財。大阪府の個人蔵で常時公開はされていない。
「著色絵料紙墨書観普賢経〈残闕/(扇面写経)〉」は、平安時代後期に四天王寺へ奉納された装飾経「扇面法華経冊子」の一葉。雲母引きの扇形料紙に金銀箔・やまと絵の下絵・墨書経文が重ねられた、世界でも類例のない平安美術の至宝で、現在は大阪・藤田美術館に重要文化財として大切に保存されています。
大阪府に伝わる重要文化財「紙本墨画護摩壇様并三十七尊三昧耶形(伝智証大師本)」は、平安初期に唐から帰国した智証大師円珍の系譜に連なる密教図像です。墨の線のみで護摩壇の見取図と金剛界三十七尊の三昧耶形を描いた白描の一巻で、千年の時を越えて伝わる祈りの記録を、その筆致と象徴体系から読み解きます。
大阪府堺市の大安寺に伝わる重要文化財の障壁画76面。17世紀前半の狩野派による金碧の花鳥図や水墨の西湖図が本堂四室を飾り、堺の繁栄を今に伝える唯一の障壁画遺例です。戦前の国定教科書「画師の苦心」で知られる「枝添えの松」の逸話でも有名。
大阪の南蛮文化館が所蔵する六曲一双の重要文化財。十六世紀末に来航した南蛮人と、聖堂でのキリスト教の習俗を金地に濃彩で描く。現存する第一類型の白眉とされ、群青の発色が美しい。開館は毎年五月と十一月のみ。
宇佐宮神領大鏡は、全国4万余社の八幡宮の総本宮・宇佐神宮の神領を記録した鎌倉時代前期の根本史料です。現存する唯一の鎌倉時代古写本として重要文化財に指定されています。
大分県の個人が守り伝える国指定重要文化財「紙本著色三十六歌仙切〈兼輔/佐竹家伝来〉」は、鎌倉時代13世紀に描かれた歌仙絵の最高傑作「佐竹本三十六歌仙絵巻」の断簡の一幅です。藤原信実筆と伝えられる似絵風の繊細な肖像表現と、後京極良経筆と伝わる気品ある書が一体となった、王朝美を今に伝える名品です。歌人・藤原兼輔(堤中納言)の姿と詠歌が描かれたこの一幅は、紫式部の曾祖父にあたる平安歌壇の中心人物の面影を伝えます。1919年の絵巻分割「絵巻切断」事件で全国に散った37幅のうちの一つで、その流転の物語と王朝文化の精華を訪ねる旅へ、大分の地から誘います。
大分県国東市に伝わる国指定重要文化財「三浦梅園遺稿」は、江戸時代の哲学者・三浦梅園(1723〜1789)の自筆稿本類30種212冊と器物4点からなるコレクションです。西洋の弁証法哲学を先取りした独自の「条理学」の全貌を伝える一次資料として、日本思想史上きわめて高い価値を持ちます。隣接する国指定史跡の旧宅とともに、三浦梅園資料館で公開されています。
長崎県諫早市に保管される国指定重要文化財「ヱーセルテレカラフ」は、幕末に佐賀藩精煉方が蘭学の知識を基に製作した現存唯一の国産指字式電信機です。その歴史的価値と見どころ、アクセス情報をご紹介します。
鎌倉時代に薩摩波平派の刀工・波平家安が鍛えた重要文化財「太刀〈銘波平家安〉」をご紹介します。約900年続いた日本最長の刀工流派の希少な現存作で、大和伝の系譜を伝える小板目肌と細直刃の端正な作風が見どころです。1955年指定、身長67.5cmの一振の歴史と魅力をお伝えします。
長崎県対馬市に伝わる朝鮮国告身は、文明9年(1477)・文明14年(1482)・文亀3年(1503)に朝鮮王朝が中世対馬の豪族・早田氏ゆかりの倭人に発給した三通の官職授与状です。昭和49年に重要文化財に指定され、わが国に現存する朝鮮国告身としては最古のまとまった遺品として、中世日朝交渉の実態を伝える第一級の史料となっています。
長野県の個人が所蔵する重要文化財の刀。南北朝時代の長谷部派の作と極められた無銘の一口で、刃長70センチ、湾れに互の目が交じる刃文と、表裏を貫く棒樋を備える。へし切長谷部で名高い一派の確かな作例である。