国宝

National Treasures

都道府県、時代、種類別に日本の国宝を閲覧できます。寺院、神社、城、美術館での見どころを分かりやすく解説し、地図や旅行のヒントもご紹介します。

1,201 国宝 全国47都道府県
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出雲大社本殿
島根県 江戸中期 国宝
出雲大社本殿

島根県出雲市の出雲大社本殿は延享元年造営の大社造で、正方形平面に切妻造・妻入をとり、高さは約二十四メートル。現存する大社造の本殿としては最大規模で、明治三十三年の重要文化財指定を経て昭和二十七年に国宝となった。

中尊寺金色堂
岩手県 平安後期 国宝
中尊寺金色堂

岩手県平泉町の中尊寺金色堂は天治元年(1124年)建立の阿弥陀堂。縁側から軒先まで内外すべてに黒漆を塗り金箔を押す皆金色の堂で、内陣の須弥壇に奥州藤原氏四代の棺を納める。昭和26年に国宝に指定された。

平等院鳳凰堂
京都府 平安中期 国宝
平等院鳳凰堂

京都府宇治市の平等院鳳凰堂は天喜元年(1053年)建立の阿弥陀堂。裳階付の中堂と床のない両翼廊、背後の尾廊の4棟が左右対称に並び、阿字池に面して浄土の宮殿を地上に写す。昭和26年(1951年)に国宝に指定された。

旧富岡製糸場
群馬県 明治 国宝
旧富岡製糸場

群馬県富岡市の旧富岡製糸場は明治5年(1872年)開業の官営器械製糸工場。木造軸組に煉瓦壁を積む木骨煉瓦造で、桁行140メートルの繰糸所と104メートルの東西置繭所の3棟が平成26年に国宝、他6棟が重要文化財に指定されている。

賀茂御祖神社
京都府 江戸末期 国宝
賀茂御祖神社

京都市左京区の賀茂御祖神社は下鴨神社の名で知られる。文久3年(1863年)造替の東西本殿2棟が国宝、寛永6年(1629年)造営の楼門・舞殿・摂社社殿など31棟が重要文化財で、計33棟が一件として指定されている。

慈照寺銀閣
京都府 室町中期 国宝
慈照寺銀閣

京都市左京区の慈照寺にある長享3年(1489年)上棟の楼閣建築で、本来の名は観音殿。一階を書院造の要素の濃い住宅風、二階を禅宗様の仏殿風とし、金閣とならぶ楼閣建築の双璧とされる。昭和26年に国宝へ指定された。

醍醐寺金堂
京都府 平安後期 国宝
醍醐寺金堂

京都市伏見区の醍醐寺にある仏堂で、桁行7間、梁間5間。慶長3年に紀州湯浅から移建が始まり同5年に完了した。建立年は不明だが主要部は平安後期の様式で、同時代の遺構では最大規模とされる。昭和29年に国宝へ指定された。

二条城
京都府 桃山 国宝
二条城

京都市中京区の二条城は慶長8年(1603年)に徳川家康が入城し、寛永3年(1626年)に大改修された城郭。書院造の典型とされる二の丸御殿6棟が国宝、門・櫓・本丸御殿など22棟が重要文化財で、国内の城郭に残る唯一の御殿群である。

通潤橋
熊本県 江戸末期 国宝
通潤橋

熊本県山都町の通潤橋は嘉永7年(1854年)建設の石造アーチ水路橋。橋より高い白糸台地へ石管のサイホンで水を上げ、鞘石垣と裏築で耐震性を高めた高石垣がアーチを支える。令和5年に土木構造物として初の国宝となった。

厳島神社
広島県 桃山 国宝
厳島神社

広島県廿日市市の厳島神社は仁治2年(1241年)再建の社殿を基本とし、本社本殿のみ元亀2年(1571年)の再建。両流造の本殿と回廊で連続する構成が評価され、12棟のうち6棟が昭和27年に国宝に指定された。

彦根城天守、附櫓及び多聞櫓
滋賀県 桃山 国宝
彦根城天守、附櫓及び多聞櫓

滋賀県彦根市の彦根城天守は慶長11年(1606年)成立の三重三階の城郭建築。軒唐破風と千鳥破風を各所に設け屋根を段ちがいとする意匠が評価され、附櫓及び多聞櫓とあわせて2棟が昭和27年に国宝に指定された。

七星剣
大阪府 飛鳥 国宝
七星剣

大阪市の四天王寺が所有する飛鳥時代の直刀で、長さ62.4センチメートル。二筋樋の上に北斗七星と瑞雲、鎺元に竜頭を金象嵌する。星文を象嵌した大刀は正倉院と法隆寺献納宝物のほかに遺例がなく、昭和27年に国宝に指定された。

油滴天目茶碗
大阪府 南宋 国宝
油滴天目茶碗

大阪市立東洋陶磁美術館が所蔵する中国・南宋時代の建盞。漆黒の釉面に銀色の粒状の斑文が内外全面に散り、その部分だけ金属的な光沢を放つ。関白秀次の所持と伝わり、昭和26年(1951年)に国宝に指定された。

曜変天目茶碗
大阪府 南宋 国宝
曜変天目茶碗

大阪市の藤田美術館が所蔵する中国・南宋の天目茶碗。漆黒の釉面に粒状の斑文が浮かび、そのまわりが暈状に玉虫色の光沢を放つ。文化庁は内外両面に曜変があるのは本茶碗だけと記す。昭和28年に国宝に指定された。

赤絲威鎧〈兜、大袖付〉
東京都 平安 国宝
赤絲威鎧〈兜、大袖付〉

東京都青梅市の武蔵御嶽神社が所蔵する平安時代の大鎧で、胴高85.0センチメートル。文化庁は関東随一の名品とし、明治の修理で威糸の色彩感は失われたが部分的には全て完存すると記す。昭和27年に国宝へ指定された。

太刀〈無銘一文字(山鳥毛)〉
岡山県 鎌倉 国宝
太刀〈無銘一文字(山鳥毛)〉

岡山県瀬戸内市が所有する鎌倉時代の太刀で、刃長79.1センチメートル、反り3.3センチメートル。備前福岡の刀工集団一文字派の作で、刃文が大模様に乱れる。上杉謙信・景勝の愛刀として伝来し、昭和27年に国宝へ指定された。

鞍馬寺経塚遺物
京都府 平安~鎌倉 国宝
鞍馬寺経塚遺物

京都府の鞍馬寺にある経塚から出土した一括の遺物。石・銅・鉄の宝塔や7種の経筒など20を超える品目を含み、銘から埋納が1120年から1260年の140年にわたることが分かる。昭和30年に国宝へ指定された。

金銅威奈大村骨蔵器
京都府 奈良 国宝
金銅威奈大村骨蔵器

奈良県香芝市穴虫から出土した金銅製の骨蔵器で、京都国立博物館が保管する。高さ24.2センチメートル、蓋と身が半球形に分かれる球形で、蓋裏に391字の銘をもつ。昭和30年(1955年)に国宝へ指定された。

真草千字文
京都府 国宝
真草千字文

京都府にある中国の書跡で、員数は1帖。千字文を真書と草書の2体で並べて書く。智永の筆とされるが、文化庁は作者欄を空欄とし、時代を唐とする。昭和28年(1953年)に国宝へ指定された書跡・典籍にあたる。

肥前国風土記
香川県 平安 国宝
肥前国風土記

香川県にある平安時代の写本1帖で、肥前国(現在の佐賀県と長崎県)の地誌を記したもの。現存する5つの風土記の一つで、昭和30年(1955年)に国宝へ指定された。所有者は個人であり、常設の公開はされていない。