国宝
National Treasures都道府県、時代、種類別に日本の国宝を閲覧できます。寺院、神社、城、美術館での見どころを分かりやすく解説し、地図や旅行のヒントもご紹介します。
太刀〈銘備前国長船住左近将監長光造〉は、岡山市の林原美術館が所蔵する鎌倉時代の長光の太刀で、昭和32年に国宝に指定された。刃長78.8センチの生ぶ茎の太刀で、杉山茂丸の旧蔵、金梨子地塗鞘打刀拵が附く。
太刀〈銘吉房〉は、岡山市の林原美術館が所蔵する鎌倉時代の福岡一文字派の吉房の太刀で、昭和30年に国宝に指定された。吉房の作の中でも特に刃文が華やかで変化に富み、伊予西条藩松平家に伝来した。
短刀〈無銘正宗(名物九鬼正宗)〉は、岡山市の林原美術館にある鎌倉時代の正宗の短刀で、昭和32年に国宝に指定された。生ぶ茎無銘の短刀で、同作中特に出来が優れ健全である。享保名物帳に載る。
金色堂堂内諸像及天蓋は、岩手県平泉町の中尊寺金色堂の堂内に安置される平安時代の諸像と天蓋で、平成16年に国宝に指定された。藤原三代の遺骸を納める三壇の上に、阿弥陀三尊・六地蔵・二天王が並ぶ。
岩手県平泉・中尊寺の大長寿院に伝わる国宝「紺紙金字一切経」は、平安時代に奥州藤原氏が発願した2,739巻の写経群です。藍色の紙に金と銀で書写された荘厳な経典と、繊細な見返し絵の美しさは日本の写経史上類を見ません。世界遺産・平泉の讃衡蔵で鑑賞できるこの至宝の歴史・魅力・見学情報を詳しくご紹介します。
岩手県平泉・中尊寺の讃衡蔵に展示される国宝「螺鈿八角須弥壇」は、平安時代後期に制作された八角形の仏壇です。螺鈿細工・沃懸地・迦陵頻伽の金銅打出し板など、奥州藤原氏の仏教文化の粋を集めた至高の工芸品をご紹介します。
紺紙著色金光明最勝王経金字宝塔曼荼羅図は、岩手県平泉町の中尊寺大長寿院が所有する平安時代の仏画10幀で、平成13年に国宝に指定された。金泥の経文で宝塔を描き、周りに経意を表した他に例のない画風の作である。
金銅獅子唐草文鉢は、岐阜市の護国之寺が所有する奈良時代の金銅の鉢で、昭和30年に国宝に指定された。鉄鉢形の器に奔躍する獅子と唐草を線刻した豊麗高雅な鉢で、奈良時代の仏餉器の遺品として貴重である。
太刀〈銘康次〉は、岐阜県高山市の光ミュージアムにある鎌倉時代の青江派の太刀で、昭和30年に国宝に指定された。青江派で最も長寸の豪壮な太刀で、足利義昭が島津義久に贈り、薩摩の島津家に伝わった。
入唐求法巡礼行記〈円仁記/兼胤筆〉は、円仁が838年から847年までの唐での見聞を日記の体裁で記した旅行記の、1291年の最古の写本4帖で、昭和27年に国宝に指定された。京都国立博物館に寄託されている。
宮城県松島町の瑞巖寺で、本堂とともに伊達政宗が再興し慶長14年(1609年)に竣工した庫裏と、本堂を結ぶ廊下。煙出しのある切妻造の大屋根に桃山風の唐草の妻飾りと豪快な梁組を備える。昭和34年(1959年)国宝。
司馬遷『史記』巻十孝文本紀を延久5年(1073年)に大江家国が書写・加点した巻物。年代が明記された日本最古の『史記』写本で、紀伝道の大江家の証本。訓点は平安時代の日本語の資料にもなる。東北大学所蔵の国宝。
菅原道真が六国史の記事を分類した『類聚国史』の帝王部第五にあたる巻二十五の平安時代の古写本。太上天皇の譲位・死没や追号の記事を収め、壬生家(官務小槻氏)の旧蔵。東北大学所蔵、昭和27年(1952年)国宝。
宇治上神社拝殿は、京都府宇治市の宇治上神社にある鎌倉時代前期の拝殿で、昭和27年に国宝に指定された。蔀戸を連ねた住宅風の建物で、寝殿造の趣を伝える現存最古の拝殿である。
宇治上神社本殿は、京都府宇治市の宇治上神社にある平安時代後期の本殿で、昭和27年に国宝に指定された。一間社流造の内殿三棟を流造の覆屋で覆った特殊な形式で、現存する最古の神社建築である。
海住山寺五重塔は、京都府木津川市の海住山寺にある鎌倉時代前期の五重塔で、昭和27年に国宝に指定された。建保2年(1214年)に仏舎利を安置し、各重二手先の組物や初重の裳階など他に類のない特徴をもつ。
京都市北区に鎮座する賀茂別雷神社(上賀茂神社)は、677年創建の京都最古の神社のひとつ。国宝の本殿・権殿をはじめ41棟の重要文化財を有し、境内全域がユネスコ世界文化遺産に登録されています。流造の古制を伝える社殿建築、神秘的な立砂、京都三大祭・葵祭など、千年を超える歴史と文化の魅力をご紹介します。
京都市南区の東寺の子院、観智院の客殿。慶長10年(1605年)建立の入母屋造・妻入りで、唐破風付きの車寄せを備え、中世の住宅様式から書院造へ移る姿を示す国宝。上段の間には宮本武蔵筆の「鷲の図」と「竹林の図」が残る。
総高54.8メートルで現存する木造塔として国内最高の東寺の五重塔。4度の焼失を経て寛永21年に完成した5代目で、和様で一貫した構成が評価される。極彩色で彩られた初層内部の密教空間と、2026年の特別公開期間を紹介する。
東寺の本堂で、文明の土一揆による焼失から約100年後の慶長8年に豊臣秀頼が再建した国宝。和様に禅宗様と大仏様を交えた構成、裳階中央の切り上げ、仏師康正が慶長8年に造った薬師三尊と十二神将、通年の拝観時間と料金を紹介する。