伝教大師度縁案並僧綱牒(三通)
京都・大原の来迎院に伝わる国宝「伝教大師度縁案並僧綱牒」は、日本天台宗の開祖・最澄の得度から受戒までを記録した奈良時代の公文書三通です。最澄の俗名や身体的特徴まで記された貴重な歴史資料の魅力と、声明の里・大原の見どころをご紹介します。
伝藤原行成筆仮名消息(十二通)
京都鳩居堂が所蔵する国宝「伝藤原行成筆仮名消息(十二通)」の魅力を紹介。平安時代の優美な仮名の散らし書き、表と裏が入れ替わった数奇な歴史、鑑賞の手引きや周辺情報をお届けします。
伝藤原行成筆書巻
京都・本能寺所蔵の国宝「伝藤原行成筆書巻」(本能寺切)の魅力を紹介。平安時代の三蹟・藤原行成に伝称される和様書道の傑作は、京都国立博物館に寄託され、特別展等で公開されます。見どころ・アクセス・鑑賞ガイドをお届けします。
篆隷万象名義
京都の世界遺産・高山寺に伝わる国宝「篆隷万象名義」は、弘法大師空海が編纂した日本現存最古の漢字字書です。830年頃の成立、1114年書写の唯一の古写本として、東アジアの文字文化の貴重な証です。
東寺百合文書(二万四千六十七通)
東寺百合文書は、京都・東寺(教王護国寺)に伝来した24,067通の古文書群で、8世紀から18世紀まで約千年の歴史を網羅する日本最大級の中世文書コレクションです。1997年に国宝、2015年にユネスコ「世界の記憶」に登録。加賀藩主・前田綱紀が寄進した百の桐箱に収められた逸話が名前の由来です。現在は京都府立京都学・歴彩館に所蔵され、全点がデジタル公開されています。
銅造釈迦如来坐像(本堂安置)
京都府木津川市の蟹満寺に安置される国宝・銅造釈迦如来坐像は、白鳳時代(7世紀後半)に制作された像高約240cm・重さ約2.2トンの巨大な金銅仏です。同時代の丈六金銅仏はわずか4体しか現存せず、「蟹の恩返し」伝説で知られる静かな古刹で、この貴重な国宝を間近に拝観できます。
東宝記
京都・東寺(教王護国寺)に伝わる国宝「東宝記」は、南北朝時代の学僧・杲宝とその弟子・賢宝が編纂した東寺の公式記録書です。仏宝・法宝・僧宝の三編に分けて東寺の歴史・堂塔・仏像・法会・僧職を詳細に記録した、日本中世史研究の第一級史料をご紹介します。
日本霊異記〈中下〉
京都・大原の来迎院に伝わる国宝「日本霊異記〈中下〉」は、平安時代後期に書写された現存最古級の写本です。日本最古の仏教説話集の価値、国宝指定の理由、来迎院と大原の見どころ、アクセス情報をご紹介します。
無準師範墨蹟〈円爾印可状(絹本)/(丁酉歳十月)〉
京都・東福寺に伝わる国宝「無準師範墨蹟〈円爾印可状(絹本)〉」は、中国・南宋時代の高僧・無準師範が弟子の円爾弁円に悟りの証として授けた印可状です。1237年に絹本に墨書されたこの書跡は、禅宗の法脈伝承を証する第一級の歴史資料であり、力強く格調高い筆致で知られる名品です。東福寺の創建と日本禅宗の発展を物語る、かけがえのない文化遺産をご紹介します。
宝相華蒔絵宝珠箱
京都・仁和寺に伝わる国宝「宝相華蒔絵宝珠箱」は、平安時代前期の研出蒔絵の優品です。金銀と青銀で描かれた宝相華文や瑞鳥、四天王の板絵など、日本漆工芸の原点とも言える至宝の魅力と見どころをご紹介します。
法華経〈自巻第二/至巻第七〉
京都・真如堂(真正極楽寺)に伝わる国宝「法華経〈自巻第二/至巻第七〉」は、鎌倉時代の名仏師・運慶が発願し、焼失した東大寺の木材を巻軸に用いた祈りの写経です。快慶ら一門の結縁や写経の背景、真如堂の見どころを詳しくご紹介します。
菩薩処胎経
京都・知恩院が所蔵する国宝「菩薩処胎経」は、西暦550年の奥書を持つ世界最古級の伝世写経です。西魏時代に書写された5帖の経典の歴史的価値、見どころ、拝観情報を詳しくご紹介します。
ポルトガル国印度副王信書(羊皮紙)
京都・妙法院に伝わる国宝「ポルトガル国印度副王信書(羊皮紙)」は、1588年にポルトガル領インド副王ドゥアルテ・デ・メネーゼスが豊臣秀吉に宛てた外交書簡です。油彩細密画と金文字で装飾された羊皮紙に記され、1591年に聚楽第で献上されました。日本に現存するヨーロッパ起源の外交文書として極めて稀少な、大航海時代の日欧交流を物語る一級の歴史資料です。
密教法具〈(伝弘法大師将来)〉
弘法大師空海が唐から持ち帰ったと伝わる国宝・密教法具(五鈷杵・五鈷鈴・金剛盤)の歴史と魅力を紹介。1200年以上にわたり真言密教最高の儀式で使われ続ける祈りの道具を、京都・東寺で体感してください。
密庵咸傑墨蹟〈法語(綾本)/淳熙己亥仲秋日〉
京都・大徳寺龍光院に伝わる国宝「密庵咸傑墨蹟」は、南宋時代の大禅僧・密庵咸傑の現存唯一の書。千利休が表具を手がけ、専用の茶室「密庵席」が設けられたこの墨蹟の歴史的価値と魅力をご紹介します。
御堂関白記〈自筆本十四巻/写本十二巻〉
藤原道長が自ら筆をとり綴った世界最古の自筆日記「御堂関白記」。国宝・ユネスコ世界の記憶に登録された本作は、平安時代の宮廷政治と文化の最盛期を生々しく伝える第一級の歴史資料です。陽明文庫に伝わるその魅力と鑑賞の手がかりをご紹介します。
無学祖元墨蹟〈与長楽寺一翁偈語/弘安二年十一月一日〉
元軍の刃の前で偈を詠んだ伝説の禅僧・無学祖元。弘安2年(1279年)に長楽寺の一翁に与えた偈語は、40年の時を超えた師弟の絆を伝える国宝の墨蹟です。京都・相国寺承天閣美術館でその書の気品をご覧ください。
明月記〈自筆本〉
鎌倉時代の大歌人・藤原定家が56年間にわたり綴った自筆日記「明月記」は、宮廷政治・文学・天文記録を伝える国宝の第一級史料です。冷泉家時雨亭文庫に800年以上守り継がれた58巻の原本と、超新星爆発の世界的記録としての価値を紹介します。
木心乾漆十一面観音立像(本堂安置)
京都府京田辺市の大御堂観音寺に安置される国宝・木心乾漆十一面観音立像。奈良時代の天平彫刻の傑作を、ガラスケースも柵もなく至近距離で拝観できる貴重な体験をご紹介します。
木造阿弥陀如来及両脇侍坐像(往生極楽院阿弥陀堂安置)
京都大原・三千院の往生極楽院に安置される国宝・阿弥陀三尊坐像の魅力を紹介。平安末期1148年造立の来迎像は、大和坐りの独特な姿勢で極楽浄土からの迎えの瞬間を表現しています。拝観情報・アクセス・見どころも詳しく解説。