黒糸威胴丸具足〈鹿角脇立兜・小具足付/(本多忠勝所用)〉とは:大鹿角の脇立と大数珠で知られる、本多忠勝が着用した当世具足

黒糸威胴丸具足〈鹿角脇立兜・小具足付/(本多忠勝所用)〉(くろいとおどしどうまるぐそく〈しかつのわいだてかぶと・こぐそくつき/(ほんだただかつしょよう)〉)は、所在地不明の、桃山時代の本多忠勝(1548年から1610年)が着用した具足で、昭和52年(1977年)6月11日に重要文化財に指定された。

文化庁の記録では、員数は1領で、兜、籠手、佩楯、臑当、頬当、脇引、大数珠が付く。

文化庁によると、戦国時代に流行した、新しい個性豊かな当世具足の一つである。

黒糸威胴丸具足〈鹿角脇立兜・小具足付/(本多忠勝所用)〉の仕立て

文化庁の記録によると、胴は鉄の蝶番付きの二枚胴で、黒漆塗の切付の鉄板札を黒糸の素懸で威す。兜は鉄黒漆塗の十二間筋鉢で、木製黒漆塗の双角の付いた獅噛の前立をもち、脇立は大鹿角形の一対である。

籠手・佩楯・臑当は鉄の輪鎖などでつなぎ、頬当は鉄錆地の打出で黒糸の垂を付ける。大数珠は木製の算盤玉形に金箔を押したものである。胴の高さは39.0センチメートル、兜鉢の高さは17.8センチメートルである。

黒糸威胴丸具足〈鹿角脇立兜・小具足付/(本多忠勝所用)〉の見どころ

文化庁は、胴は二枚胴で小札は黒漆塗りの切付板札とし、兜は大鹿角の脇立を付け、肩に大念珠をかけるなど特色豊かであるとしている。

文化庁によると、近世初頭に活躍した本多忠勝が着用したものであることも、歴史的意義が深い。

黒糸威胴丸具足〈鹿角脇立兜・小具足付/(本多忠勝所用)〉の見学方法

所有者と所在地は公開されておらず、公開の状況についての公的な案内は確認できなかった。

Q&A

Q本多忠勝所用の黒糸威胴丸具足はいつ重要文化財に指定されましたか?
A昭和52年(1977年)6月11日に指定されました。
Qこの具足の兜の特徴は?
A大鹿角形の脇立を一対付け、双角の付いた獅噛の前立をもちます。
Qこの具足の胴の形式は?
A鉄の蝶番付きの二枚胴で、黒漆塗の切付板札を黒糸で素懸に威します。
Q肩にかける大数珠とは?
A木製の算盤玉形に金箔を押した数珠で、具足に付属しています。
Qこの具足の歴史的意義は?
A近世初頭に活躍した本多忠勝が着用したものである点です。

基本情報

名称黒糸威胴丸具足〈鹿角脇立兜・小具足付/(本多忠勝所用)〉(くろいとおどしどうまるぐそく〈しかつのわいだてかぶと・こぐそくつき/(ほんだただかつしょよう)〉)
所在地所在地不明
指定区分重要文化財(工芸品)
指定年昭和52年(1977年)6月11日指定
員数1領(兜・小具足付)
寸法胴高39.0センチメートル、兜鉢高17.8センチメートル
所有者文化庁の記録に記載なし
公開状況公開状況は確認できず

参考文献

文化庁 国指定文化財等データベース「黒糸威胴丸具足(本多忠勝所用)」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/201/7158
文化遺産オンライン「黒糸威胴丸具足」
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/210439

最終更新日: 2026.09.30