萬徳寺(稲沢市)とは

萬徳寺は、愛知県稲沢市長野三丁目にある寺院で、室町時代の多宝塔と、享禄3年(1530年)の鎮守堂が、それぞれ国の重要文化財に指定されている。多宝塔は明治34年(1901年)、鎮守堂は昭和33年(1958年)の指定である。文化庁の記録では、寺の名は「萬徳寺」、文化財の名称では「万徳寺」と表記している。

文化庁の解説によれば、鎮守堂は多宝塔の北側に建つ。稲沢市によれば、令和元年(2019年)10月から令和2年(2020年)6月まで、国庫補助事業として多宝塔と鎮守堂の保存修理が行われた。

2棟の構成

多宝塔は三間多宝塔、檜皮葺で、建立年次は不明だが室町時代の建立と認められている(稲沢市・文化庁)。稲沢市は、同じ市内の性海寺多宝塔と近似点が多く、性海寺の塔を参考にしてつくられたと考えられると説明している。

鎮守堂は一間社流造、檜皮葺、桁行1.8メートル、梁間1.5メートルの小社で、棟札から享禄3年(1530年)の建立と分かる(稲沢市)。文化庁は、手挟や木鼻、組物など細部に室町時代末期の特色がよく表れていると評価している。

見学について

多宝塔と鎮守堂の見学や拝観の条件について、稲沢市の案内に記載は見当たらない。稲沢市観光協会のサイトは海外からの接続を制限しており、内容を確認できなかった。訪ねる前に寺に確かめたい。文化財についての問い合わせは稲沢市教育委員会生涯学習課文化財グループ(電話0587-32-1443)。

参考文献

万徳寺多宝塔(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/1256
万徳寺鎮守堂(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/1257
重要文化財 多宝塔(萬徳寺)(稲沢市)
https://www.city.inazawa.aichi.jp/miryoku/bunka/konishitei/1002857.html
重要文化財 鎮守堂(稲沢市)
https://www.city.inazawa.aichi.jp/miryoku/bunka/konishitei/1002858.html

最終更新日: 2026.10.05

基本情報

名称萬徳寺(稲沢市)
所在地愛知県稲沢市長野三丁目
所有者萬徳寺
指定重要文化財 2件
座標35.25603, 136.81630