七所神社本殿とは

七所神社本殿は、愛知県名古屋市南区笠寺町の七所神社にある大正時代前期の本殿で、平成30年(2018年)11月2日に国の登録有形文化財に登録された。読みは「ななしょじんじゃほんでん」、登録番号は23-0524である。文化庁の記録では、木造平屋建、檜皮葺で、建築面積は4.0平方メートル。

名古屋市南区によれば、七所神社は日本武尊や須佐之男尊など七柱を祀ることからこの名がある。天慶3年(940年)に平将門の降伏を祈願するため、熱田の宮の神々を勧請したと伝えられる。

登録の理由と価値

七所神社本殿は平成30年(2018年)に「造形の規範となっているもの」として登録された。文化庁の解説によれば、本殿は境内のほぼ中央に南面して建つ一間社流造、檜皮葺で、正面と側面に切目縁をめぐらして脇障子を立て、正面に木階と浜縁を設ける。

文化庁は、三斗の上に肘木を重ねて五斗を並べた組物や、波形彫刻の蟇股による正面の中備など、小社ながら細部を丁寧につくると評価している。建築面積4.0平方メートルの小さな本殿に、大正期の宮大工の技が凝縮されている。

見どころ

組物に注目したい。三斗の上にさらに肘木を重ねて5つの斗を並べる形で、小さな本殿としては手の込んだつくりである(文化庁)。

正面の中央には波形の彫刻をほどこした蟇股が置かれる。境内には、昔から熱田神楽の正統を継承してきた神楽師の碑もある(名古屋市南区)。

参拝について

本殿は境内のほぼ中央に建ち、参拝の際に外から見ることができる。所在地は名古屋市南区笠寺町字天満12。名古屋市南区は、七所神社を東海道周辺めぐりのコースの一つとして紹介している。

Q&A

Q七所神社本殿はいつ建てられましたか?
A文化庁の記録では大正時代前期の建築です。
Q七所神社本殿が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成30年(2018年)11月2日に登録されました。登録番号は23-0524です。
Q七所神社本殿の形式は?
A一間社流造、檜皮葺で、建築面積は4.0平方メートルです。
Q七所神社の名前の由来は?
A日本武尊や須佐之男尊など七柱の神を祀ることに由来します。
Q七所神社本殿の見どころは?
A三斗の上に肘木を重ねて五斗を並べた組物や、波形彫刻の蟇股など丁寧な細部です。

基本情報

名称七所神社本殿(ななしょじんじゃほんでん)
所在地愛知県名古屋市南区笠寺町字天満12
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成30年(2018年)11月2日登録(登録番号23-0524)
員数1棟
寸法木造平屋建、檜皮葺、建築面積4.0平方メートル
所有者宗教法人七所神社
公開状況境内で外観を見学可

参考文献

七所神社本殿(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00012553
七所神社(名古屋市南区)
https://www.city.nagoya.jp/minami/miryoku/1023909/1023959/1023960.html

最終更新日: 2026.10.05