旧小坂鉄道小坂駅とは
旧小坂鉄道小坂駅は、秋田県鹿角郡小坂町の中心部にあった小坂鉄道の終着駅で、明治42年(1909年)頃の本屋とプラットホーム、昭和37年(1962年)の機関車庫の2件が、平成27年(2015年)3月26日に国の登録有形文化財に登録されている(文化庁)。2件とも小坂町の所有で、駅構内は現在「小坂鉄道レールパーク」として公開されている。
文化庁は、旧小坂鉄道小坂駅を小坂鉱山に関連する鉄道の終着駅と位置づけている。小坂鉄道レールパークの年表によれば、小坂鉄道株式会社は明治42年(1909年)1月に設立され、同年5月に小坂線などが地方鉄道として一般の運輸営業を始めた。昭和37年(1962年)10月には軌間を1067ミリに広げた改軌営業が始まり、全線が内燃動力に切り替わった。旅客列車は平成6年(1994年)9月に廃止され、鉄道そのものも平成21年(2009年)4月に営業を終えた。
駅構内の2件
本屋及びプラットホームは町の中心部に面した駅の顔で、桁行34メートルの木造平屋建の本屋と、その西面に延びる長さ60メートルのホームからなる。玄関ポーチの柱にはアメリカのベスレヘム社製のレールが使われている(文化庁)。
機関車庫は構内の北端に建つ、桁行75メートル、梁間15メートルの鉄骨造平屋建で、引込線2線を収める(文化庁)。駅舎が明治の鉄道開業期を、機関車庫が改軌と内燃化の時代を示し、旧小坂鉄道小坂駅の構内で半世紀ほど隔たった2つの時期の建物を見比べられる。各棟の構造は、それぞれのページで扱っている。
レールパークになった旧小坂鉄道小坂駅
小坂鉄道レールパークの年表によれば、廃止後の平成23年(2011年)に小坂町が小坂製錬から機関車庫を借り受け、旧小坂駅のレールパーク化を目指す観光活用事業を始めた。平成25年(2013年)3月に駅舎の修復工事が、平成26年(2014年)3月に機関車庫などの改修と車両展示場の設置工事が終わり、同年6月に全面開業している。
運営にはボランティア団体の小坂鉄道保存会が協力しており、構内ではレールバイクや観光トロッコの乗車体験も行われる(小坂鉄道レールパーク)。
旧小坂鉄道小坂駅の見学
旧小坂鉄道小坂駅の構内は、小坂鉄道レールパークの営業期間である4月1日から11月23日まで公開される。開園時間は午前9時から午後5時(最終入場は午後4時30分)、毎週水曜日が休園日で、水曜日が祝日の場合は翌木曜日に休む。入園料は大人(高校生以上)600円、小・中学生300円で、この料金で駅舎・車両展示場・機関車庫を見学できる。園内へのペットの同伴は断っている(小坂鉄道レールパーク)。
公共交通では、秋北バスの小坂行きで「小坂小学校前」停留所に降り、徒歩約2分である。JR大館駅からバスで約60分、JR花輪線の十和田南駅からは約25分かかる。車なら東北自動車道の小坂ICから約3分で、ナビには住所の「秋田県鹿角郡小坂町小坂鉱山字古川20-9」を入れるよう案内されている(小坂鉄道レールパーク)。
参考文献
- 旧小坂鉄道小坂駅本屋及びプラットホーム(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00010407
- 旧小坂鉄道小坂駅機関車庫(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00010408
- 小坂鉄道レールパークとは(小坂鉄道レールパーク)
- https://kosaka-rp.com/pages/9/
- 営業時間・料金(小坂鉄道レールパーク)
- https://kosaka-rp.com/pages/159/
- 交通アクセス(小坂鉄道レールパーク)
- https://kosaka-rp.com/pages/7/
- アカシア香る鉱山が遺した町並み「明治百年通り」(小坂町)
- https://www.town.kosaka.akita.jp/machinososhiki/kankosangyoka/kankoshokohan/3/kosakakankouspot/1661.html
最終更新日: 2026.11.08
基本情報
| 名称 | 旧小坂鉄道小坂駅 |
|---|---|
| 所在地 | 秋田県鹿角郡小坂町小坂鉱山字古川20-9他 |
| 所有者 | 小坂町 |
| 指定 | 登録有形文化財 2件 |
| 座標 | 40.32410, 140.74540 |