浦山古墳とは:内面に文様を刻んだ家形石棺をもつ古墳

浦山古墳(うらやまこふん)は、福岡県久留米市上津町の丘陵の頂上に築かれた古墳時代の古墳で、昭和26年(1951年)6月9日に国の史跡に指定された。

文化庁の指定説明によると、頂上は一段高い円丘をなし、内部には北西に向けて開く横穴式石室がある。

文化庁は、石棺の構造が特異であるうえ、内面に文様があることはまれな例で、装飾古墳として価値が深いと評価している。

浦山古墳の石棺

文化庁によると、石室の中には、側壁と奥壁のあいだにほとんど隙間がないほど大きな石棺がある。石棺は凝灰岩で造られ、蓋と身の二つの部分からなる。

蓋は四注屋根形で、両側面にそれぞれ2個の突起を作り出している。身は四方の壁と底をそれぞれ一枚石で組み合わせ、前の壁に窓口を設け、その左右に石柱を備えて、閂で石を押さえる複雑な構造である。

久留米観光コンベンション国際交流協会によると、遺物はよく分かっていないが、勾玉、金環、刀剣、甲冑が出土したと伝わり、5世紀後半に造られたと考えられている。

浦山古墳の見どころ:石棺内面の装飾文様

文化庁によると、石棺の身の内面には装飾文様が線刻されている。側壁と奥壁では、上下段に直弧文の帯、中段に重圏文の帯が巡り、一部に朱彩の跡が残る。前壁の内外面にも簡単な直弧文が刻まれている。

久留米観光コンベンション国際交流協会は、石棺の内部は一面に赤く彩色され、線刻された装飾文様を見ることができると紹介している。

浦山古墳の見学方法

久留米観光コンベンション国際交流協会によると、家形石棺は覆屋の中にあり、装飾文様の保護のため石棺の内部には入れず、上からのみ見学できる。覆屋の鍵は大本山成田山久留米分院の本堂で借りることができる(2026年8月現在)。

見学の方法は変わる場合があるため、事前に確かめたい。

Q&A

Q浦山古墳はいつ国の史跡に指定されましたか?
A昭和26年(1951年)6月9日に指定されました。
Q浦山古墳の特徴は?
A内面に直弧文や重圏文を線刻した、凝灰岩製の大きな家形石棺をもつことです。
Q浦山古墳はいつ造られたのですか?
A久留米観光コンベンション国際交流協会によると、5世紀後半に造られたと考えられています。
Q浦山古墳の石棺は見学できますか?
A覆屋の中にあり、上からのみ見学できます。鍵は成田山久留米分院の本堂で借ります(2026年8月現在)。
Q浦山古墳はどこにありますか?
A福岡県久留米市上津町の丘陵の頂上にあります。

基本情報

名称浦山古墳(うらやまこふん)
所在地福岡県久留米市上津町
指定区分史跡
指定年昭和26年(1951年)6月9日指定
員数文化庁データベースに記載なし
寸法文化庁データベースに記載なし
所有者文化庁の記録に記載なし
公開状況覆屋内の石棺を上から見学可(鍵は成田山久留米分院)

参考文献

文化庁 国指定文化財等データベース「浦山古墳」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/401/2641
文化遺産オンライン「浦山古墳」
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/173245
久留米観光コンベンション国際交流協会「浦山古墳」
https://welcome-kurume.com/spots/detail/d6a6808c-8c94-419b-8468-386336ff0f85

最終更新日: 2026.09.28