旧片野製パン所とは

旧片野製パン所は、広島県府中市上下町の本通りの角地に建つ、昭和9年(1934年)に建てられた木造平屋一部2階建の洋風の店舗建築で、平成30年(2018年)11月2日に国の登録有形文化財(建造物)となった。読みは「きゅうかたのせいぱんしょ」(文化庁、府中市)。

文化庁の記録では、木造平屋一部2階建、瓦葺及び金属板葺、建築面積23平方メートルで、平成17年(2005年)に改修された。登録番号は34-0255、府中市によれば所有者は個人である。

天領上下の町並みとパン屋

府中市観光協会によれば、上下はかつて江戸幕府の天領で、石州街道の宿場町として代官所が置かれ、商業と金融の町として栄えた。今も本通りには白壁やなまこ壁、格子戸の町並みが続く。

上下天領ツーリズムによれば、旧片野製パン所は歴史を感じる建物のパン屋で、現在は閉店しているが、ひなまつりの期間中だけ店主が焼いたパンを店頭で販売している。

登録有形文化財としての価値

旧片野製パン所は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録された。文化庁の解説は、柱形や軒蛇腹、開口頂部のレリーフなど豊かな装飾をもち、街道景観のアイストップとなっていると評価している。

見どころ

府中市によれば、間口8間、奥行2間の細長い造りで、1階は全面を店舗、2階は床付きの和室とする。角地側を2階建とし、東と南の二面の外壁をモルタル大壁として、1階にアーチ窓、2階に縦長窓を並べる(文化庁、府中市)。

旧片野製パン所の外壁は、柱形や軒蛇腹、開口の周りの繰形やレリーフで装飾豊かに仕上げられている(府中市)。

見学について

府中市によれば、旧片野製パン所の外観は常時公開されている。JR福塩線上下駅から東へ約600メートル。駐車場はない(上下天領ツーリズム)。

問い合わせは府中市教育委員会文化財係(0847-44-9024)。

Q&A

Q旧片野製パン所はいつ建てられましたか?
A昭和9年(1934年)です(文化庁)。
Q建物の特徴は?
A1階にアーチ窓、2階に縦長窓を並べたモルタル大壁の洋風外観で、柱形やレリーフで飾られています(文化庁、府中市)。
Q今もパン屋ですか?
A現在は閉店していますが、ひなまつりの期間だけパンを販売しています(上下天領ツーリズム)。
Q見学できますか?
A外観は常時見学できます(府中市)。
Q旧片野製パン所が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成30年(2018年)11月2日です。

基本情報

名称旧片野製パン所(きゅうかたのせいぱんしょ)
所在地広島県府中市上下町上下字翁1090-3
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成30年(2018年)11月2日登録
員数1棟
寸法木造平屋一部2階建、瓦葺及び金属板葺、建築面積23平方メートル
所有者個人
公開状況外観は常時公開

参考文献

旧片野製パン所(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00012643
旧片野製パン所(府中市)
https://www.city.fuchu.hiroshima.jp/soshiki/kyoiku_iinkai/kyoikuseisakuka/bingokokufu/shinobunkazai/kunitouroku_bunkazai/9270.html
片野製パン所(上下天領ツーリズム)
https://jogetenryo.com/meguru/sight/walking/427/
白壁の町並み(府中市観光協会)
https://fuchu-kanko.jp/recommended/recommended-821/

最終更新日: 2026.10.11