鎌田共済会郷土博物館(旧図書館)とは

鎌田共済会郷土博物館(旧図書館)は、香川県坂出市本町にある大正11年(1922年)建築の鉄筋コンクリート造3階建の旧図書館で、平成10年(1998年)12月11日に国の登録有形文化財(建造物)となった。読みは「かまだきょうさいかいきょうどはくぶつかん(きゅうとしょかん)」。坂出の実業家鎌田勝太郎が設立した財団法人鎌田共済会の中核施設である(文化庁)。

文化庁の記録では、鉄筋コンクリート造3階建、建築面積444平方メートル。登録番号は37-0018で、所有者は財団法人鎌田共済会である。

鎌田勝太郎と鎌田共済会

文化庁の解説によれば、鎌田共済会は坂出の実業家鎌田勝太郎が、慈善・育英などの各種の社会教育を目的に設立した財団法人で、この建物はその中核施設として建てられた。

設計と施工は竹中工務店で、香川県技師の富士精一が監修した(文化庁)。現在は郷土博物館として使われ、香川県の登録博物館一覧によれば、昭和43年(1968年)9月11日に博物館法上の登録博物館となった。

久米通賢関係資料

文化遺産オンラインによれば、鎌田共済会は江戸時代後期の高松藩の科学者久米通賢(1780〜1841年)に関わる資料1061点を所蔵し、平成26年(2014年)8月21日に国の重要文化財「久米通賢関係資料」に指定された。

久米通賢は大坂で間重富に天文暦学や測量術を学び、讃岐に帰国後、自ら考案した地平儀などを用いた藩内の測量と地図の制作、天体観測、文政9年(1826年)に始まる坂出塩田の干拓の設計と監理、銃砲の開発などに事績を残した(文化遺産オンライン)。資料には測量の野帳や実測下図、日食・月食・彗星の観測記録などが含まれる。

登録有形文化財としての価値

鎌田共済会郷土博物館は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録された。文化庁の解説は、日本の初期の財団法人の活動の様子を示す遺構であり、初期の本格的な鉄筋コンクリート造の図書館建築としても貴重と評価している。

見どころ

鎌田共済会郷土博物館は大正11年(1922年)の鉄筋コンクリート造3階建で、建築面積は444平方メートルある(文化庁)。

竹中工務店の設計施工で、香川県技師の監修を受けて建てられた本格的な鉄筋コンクリート造の図書館建築である(文化庁)。民間の財団が地域の社会教育のために建てた施設として、大正期の坂出の姿を伝えている。

見学について

鎌田共済会郷土博物館は香川県の登録博物館として公開されているが、開館時間や休館日の公的な案内は確認できなかった。訪れる場合は鎌田共済会(電話0877-46-2275)に確かめたい。所在地は坂出市本町1-1-24(香川県、香川大学)。

Q&A

Q鎌田共済会郷土博物館(旧図書館)はいつ建てられましたか?
A大正11年(1922年)です(文化庁)。
Q鎌田共済会郷土博物館を建てたのは誰ですか?
A坂出の実業家鎌田勝太郎が設立した財団法人鎌田共済会です(文化庁)。
Q鎌田共済会郷土博物館にはどんな資料がありますか?
A重要文化財「久米通賢関係資料」1061点を所蔵しています(文化遺産オンライン)。
Q鎌田共済会郷土博物館はなぜ貴重なのですか?
A初期の財団法人の活動を示す遺構で、初期の本格的な鉄筋コンクリート造図書館建築でもあるからです(文化庁)。
Q鎌田共済会郷土博物館が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成10年(1998年)12月11日です。

基本情報

名称鎌田共済会郷土博物館(旧図書館)(かまだきょうさいかいきょうどはくぶつかん)
所在地香川県坂出市本町1-1-24
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成10年(1998年)12月11日登録
員数1棟
寸法鉄筋コンクリート造3階建、建築面積444平方メートル
所有者財団法人鎌田共済会
公開状況郷土博物館(開館情報は要確認)

参考文献

鎌田共済会郷土博物館(旧図書館)(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00001019
久米通賢関係資料(文化遺産オンライン)
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/294869
香川県内における登録博物館・博物館に相当する施設一覧(香川県)
https://www.pref.kagawa.lg.jp/documents/15174/r8hakubutukan2.pdf
『もっと知りたい!久米通賢』発刊(香川大学)
https://www.kagawa-u.ac.jp/files/4912/9118/4746/1130ed_book.pdf

最終更新日: 2026.10.08