鍋島灯台とは
鍋島灯台は、香川県坂出市与島町の塩飽諸島に属する鍋島に建つ、明治初期の石造の洋式灯台で、令和4年(2022年)12月12日に国の重要文化財に指定された。文化庁は明治6年(1873年)の建設、高さ9.8メートルとし、坂出市は明治5年11月15日に初点灯したとする。瀬戸内海国立公園の中にある(文化庁、坂出市)。
文化庁の記録では、金属製、石造、建築面積43.83平方メートル。旧日時計・石垣・旧俎礁標を附として含む。所有者は国(海上保安庁)である。
ブラントンと瀬戸内海の灯台
文化庁の解説によれば、鍋島灯台は兵庫の開港にあわせて瀬戸内海に建てられた灯台の一つである。「日本の灯台の父」と呼ばれる英国人技師リチャード・ヘンリー・ブラントンが、慶応4年(1868年)の来日直後に、立地の選定から建設までを主導した最初の灯台の一つとされる。
坂出市によれば、香川県に2基ある明治時代建設の西洋式灯台の一つで、ブラントンの設計・監督で設置され、経済産業省の近代化産業遺産群にも認定されている。
重要文化財としての価値
鍋島灯台は「歴史的価値の高いもの」として重要文化財に指定された。文化庁の解説は、日本最初期の洋式灯台として歴史的な価値が高く、大阪・神戸に通じる瀬戸内海航路を行き交う船舶の安全を守り続けてきた主要航路標識の一つと評価している。
見どころ
鍋島灯台は石造の灯台で、高さ9.8メートル(文化庁)。旧日時計、石垣、旧俎礁標が附として重要文化財に含まれている(文化庁)。
坂出市によれば、瀬戸大橋を走る自動車からも眺められ、灯台の踊り場からは瀬戸大橋や備讃瀬戸の島々、四国讃岐の景色を望むことができる。
見学について
坂出市によれば、鍋島灯台の敷地は令和3年(2021年)7月1日から当面の間、一般に開放されている。火気厳禁で、ゴミは持ち帰る。問い合わせは高松海上保安部交通課(087-821-7012)。
所在地は坂出市与島町鍋島。瀬戸中央自動車道の与島パーキングエリア(第1駐車場)から徒歩約15分、JR坂出駅から路線バス「瀬戸大橋線 浦城行き」で約25分の「浦城」バス停から徒歩約3分(坂出市)。
Q&A
- 鍋島灯台はいつ建てられましたか?
- 文化庁は明治6年(1873年)の建設、坂出市は明治5年11月15日の初点灯としています。
- 鍋島灯台を設計したのは誰ですか?
- 「日本の灯台の父」と呼ばれる英国人技師リチャード・ヘンリー・ブラントンです(文化庁、坂出市)。
- 鍋島灯台はなぜ重要なのですか?
- 日本最初期の洋式灯台で、瀬戸内海航路の主要航路標識の一つだからです(文化庁)。
- 鍋島灯台は見学できますか?
- 令和3年7月から当面の間、敷地が一般開放されています(坂出市)。
- 鍋島灯台が重要文化財になったのはいつですか?
- 令和4年(2022年)12月12日です。
基本情報
| 名称 | 鍋島灯台(なべしまとうだい) |
|---|---|
| 所在地 | 香川県坂出市与島町鍋島 |
| 指定区分 | 重要文化財(建造物) |
| 指定年 | 令和4年(2022年)12月12日指定 |
| 員数 | 1基(附 旧日時計・石垣・旧俎礁標) |
| 寸法 | 金属製、石造、建築面積43.83平方メートル、高さ9.8メートル |
| 所有者 | 国(海上保安庁) |
| 公開状況 | 敷地を一般開放(当面の間) |
参考文献
- 鍋島灯台(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/00005485
- 重文 鍋島灯台(文化庁 近代の文化遺産の保存と活用)
- https://www.bunka.go.jp/kindai/todai/020/index.html
- 与島「鍋島灯台」の敷地を一般公開します(坂出市)
- https://www.city.sakaide.lg.jp/soshiki/sangyoukankou/nabeshima-open.html
最終更新日: 2026.10.10