左海醤油工業とは
左海醤油工業は、香川県小豆郡小豆島町苗羽にある醤油の製造所で、明治期の醤油蔵と昭和初期の水圧式蓄量機小屋の2件が、平成14年(2002年)6月25日に国の登録有形文化財(建造物)となった。読みは「さかいしょうゆこうぎょう」(文化庁)。
文化庁の解説によれば、醤油蔵は左海醤油の丘工場の中核的な施設で、主要地方道に沿って建つ。道路を隔てて、もとの浜工場の醤油蔵と向き合い、醤油醸造の盛期の活況を今に伝えている。
2件の構成
醤油蔵は明治期の土蔵造平屋建で、桁行17メートル、梁間11メートルの切妻造に、桁行9メートル、梁行10メートルの切妻造をつなげる(文化庁)。「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録された。
水圧式蓄量機小屋は醤油蔵の北方にある昭和初期の小屋で、内部にもろみ圧搾機の動力装置である蓄量機を備える。醤油醸造の近代化を物語る遺構の一つとして、「再現することが容易でないもの」として登録された(文化庁)。
左海醤油と醤の郷
左海醤油工業によれば、同社は古くから廻船業を営み、安政4年(1857年)ごろに醤油醸造を始めた。明治40年(1907年)には小豆島の大手醤油蔵マルキン醤油(現・盛田株式会社)の創立に参加し、明治43年(1910年)にロンドンで開かれた日英博覧会で銅賞を受けた。
小豆島町によれば、醤の郷は醤油醸造蔵や醤油業で財を成した人々の邸宅が立ち並ぶ地域で、醸造蔵の多くは登録有形文化財として保存され、現在も現役で醸造に使われている。
見学と所在地
小豆島町によれば、醤の郷の醤油蔵の見学は各施設に確認する必要がある。左海醤油工業の蔵の内部公開についての案内は見当たらなかったため、外観を主要地方道から見るにとどめたい。所在地は小豆島町苗羽甲2121-1、問い合わせは小豆島町生涯学習課(電話0879-82-7015)。
参考文献
- 左海醤油工業(公式サイト)
- https://sakai-syouyu.info/
- 醤の郷の近代化産業遺産群(小豆島町)
- https://www.town.shodoshima.lg.jp/gyousei/kakuka/shogaigakushuka/2/1/3151.html
- 左海醤油工業醤油蔵(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00002840
- 左海醤油工業水圧式蓄量機小屋(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00002841
最終更新日: 2026.10.08
基本情報
| 名称 | 左海醤油工業 |
|---|---|
| 所在地 | 香川県小豆郡小豆島町苗羽甲2121-1 |
| 指定 | 登録有形文化財 2件 |
| 座標 | 34.46484, 134.31884 |