正蓮寺(坂出市)とは

正蓮寺(坂出市)は、香川県坂出市加茂町の五色台の西麓にある真宗寺院・正蓮寺の境内の建物群で、江戸中期の山門から明治43年(1910年)の鐘楼までの5件が、平成31年(2019年)3月29日にそろって国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。

文化庁の記録では、5件は山門(江戸中期)、本堂(文政8年・1825年)、大玄関及び小玄関(弘化2年・1845年)、経蔵(明治12年・1879年)、鐘楼(明治43年)で、所有者はいずれも正蓮寺である。

5件の構成

境内の南面の西寄りに建つ山門は、五平材の親柱を用いた切妻造本瓦葺の薬医門で、文化庁は境内に江戸中期の建築形式を伝える貴重な建物と評価している。山門の東西の脇には、参道を挟んで六角形平面の土蔵造の経蔵と、入母屋造本瓦葺の吹放しの鐘楼が向き合い、境内の表構えをつくる。経蔵の向拝は動物の具象的な彫刻で飾られ、鐘楼は三手先の詰組と扇垂木を用いた禅宗様の建築である(文化庁)。

本堂は南を正面とする入母屋造本瓦葺の建物で、向拝の木鼻に龍や獏、虹梁に波に鯉の文様を彫り、文化庁は讃岐地方の江戸後期の真宗本堂の好例としている。本堂の東側には、式台を構えた入母屋造妻入の大玄関と、渡廊下を兼ねる両下造の小玄関が接続し、庫裏へと続いて境内の景観を重厚に整えている(文化庁)。

見学と所在地

正蓮寺は寺院であり、見学の際は参拝者や寺の方の妨げにならないよう配慮したい。

所在地は坂出市加茂町字井出東1048他。各建物の詳しい内容は、それぞれの記事にある。

参考文献

正蓮寺山門(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00012836
正蓮寺鐘楼(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00012834
正蓮寺経蔵(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00012835
正蓮寺本堂(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00012832
正蓮寺大玄関及び小玄関(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00012833

最終更新日: 2026.10.14

基本情報

名称正蓮寺(坂出市)
所在地香川県坂出市加茂町字井出東1048他
所有者正蓮寺
指定登録有形文化財 5件
座標34.31172, 133.91462