都萬神社とは:大崎町の一の宮
都萬神社(つまじんじゃ)は、鹿児島県曽於郡大崎町假宿にある神社で、大正5年(1916年)に建てられた本殿・拝殿と末社4棟の計6棟が、平成21年(2009年)に国の登録有形文化財に登録された。
鹿児島県神社庁によると、旧称は妻萬五社大明神で、創建の年代は分かっていない。日向国の五つの郡に一社ずつ置かれた都萬神社の一つで、宮崎県児湯郡の都萬神社を本社として五社大明神と称したという。初めは志布志の原田村にあり、天文9年(1540年)11月3日に現在地へ遷された。原田村の旧社地は旧宮と呼ばれている。
祭神は木花開耶姫命と立述命(彦火火出見尊)。木花開耶姫が瓊々杵尊の后であることから「つまの宮」と呼ばれたと神社庁は記す。旧社格は郷社で、例祭日は2月25日と10月25日である。鹿児島県の観光サイトは、都萬神社を大崎町の一の宮とし、大崎郷の五社参りの一社として参拝されてきたと紹介している。
境内の6棟
文化庁の登録記録によると、都萬神社の社殿は小高い丘陵地を占める境内の北寄りにまとまって建つ。中心の本殿は南を向き、その前方に拝殿が建って、両者は桁行3間の回廊でつながる。本殿の西には末社の伊勢宮、さらにその西に稲荷神社が並び、本殿の東には五林大明神社、その東に山王神社が建つ。
6棟とも大正5年(1916年)の建築で、拝殿は平成9年(1997年)、末社4棟は平成17年(2005年)ごろに改修を受けている。本殿は十二支のレリーフを飾った蟇股や、三段に木鼻を出す組物など装飾が多いのに対し、拝殿は簡明な意匠にまとめられている。文化庁は、本殿と同じ時期に建てられた社殿群が伝統的な境内の景観をつくっていると評価している。
登録番号は46-0086から46-0091までの連番で、登録基準はいずれも「国土の歴史的景観に寄与しているもの」である。平成21年(2009年)11月2日に登録され、同月19日に告示された。
参拝と訪問
鹿児島県の観光サイトによると、都萬神社は通年参拝でき、休みはない。所在地は大崎町假宿1589で、駐車場がある。車では国道220号を鹿屋市から志布志方面へ約30分走り、三文字交差点を過ぎて坂を上った左手にある。問い合わせ先は099-476-0588とされている。
末社はいずれも小さな社殿で、本殿の両脇に一列に並ぶ。境内を歩くときは、社殿に触れたり、参拝の妨げになったりしないよう気をつけたい。
参考文献
- 文化庁 国指定文化財等データベース「都萬神社本殿」
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00007941
- 文化庁 国指定文化財等データベース「都萬神社拝殿」
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00007942
- 文化庁 国指定文化財等データベース「都萬神社末社伊勢宮」
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00007943
- 文化庁 国指定文化財等データベース「都萬神社末社稲荷神社」
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00007944
- 文化庁 国指定文化財等データベース「都萬神社末社五林大明神社」
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00007945
- 文化庁 国指定文化財等データベース「都萬神社末社山王神社」
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00007946
- 鹿児島県神社庁「都萬神社」
- https://www.kagojinjacho.or.jp/shrine-search/area-oosumi/%E5%A4%A7%E5%B4%8E%E7%94%BA/933/
- 鹿児島県観光サイト かごしまの旅「都萬(妻萬)神社」
- https://www.kagoshima-kankou.com/guide/51472
- 大崎町「町内の文化財」
- https://www.town.kagoshima-osaki.lg.jp/kh_bunkakouminkan/kyoiku-bunka/bunka/bunkazai/maizo.html
最終更新日: 2026.09.27
基本情報
| 名称 | 都萬神社 |
|---|---|
| 所在地 | 鹿児島県曽於郡大崎町假宿字西迫1589 |
| 指定 | 登録有形文化財 6件 |
| 座標 | 31.42682, 131.00954 |