旧長濱検疫所一号停留所(厚生労働省横浜検疫所検疫資料館)とは:明治の長濱検疫所に建てられた、上等船客用の洋風の停留所
旧長濱検疫所一号停留所(厚生労働省横浜検疫所検疫資料館)(きゅうながはまけんえきじょいちごうていりゅうじょ)は、神奈川県横浜市金沢区海の公園にある明治時代の旧長濱検疫所の一号停留所で、平成30年(2018年)5月10日に登録有形文化財に登録された。
横浜市によると、令和7年(2025年)3月に金沢区長浜から金沢区海の公園に移設復元され、国から横浜市に寄附された。
厚生労働省横浜検疫所によると、明治28年(1895年)に完成した長濱検疫所の施設の一つで、上等船客のための停留所である。
旧長濱検疫所一号停留所(厚生労働省横浜検疫所検疫資料館)の建物
厚生労働省横浜検疫所によると、建物はほぼ東西に長く、南面の両端が突き出したコの字型の左右対称の平屋で、当時は東京湾を見下ろす高台に広い芝庭を前にして建っていた。所内には2人用の8つの部屋と食堂、談話室があり、感染症の疑いのある人が一定期間滞在した。建坪は127.25坪(約420平方メートル)である。
同検疫所によると、大正12年(1923年)の関東大震災で被害を受けたが、翌年に復旧され、長濱検疫所の建物の中でも特に明治の面影を残すものとして評価されて、検疫資料館として資料の展示に使われてきた。
旧長濱検疫所一号停留所(厚生労働省横浜検疫所検疫資料館)の見どころ
同検疫所が引く吉田鋼市横浜国立大学名誉教授の評価によると、長濱検疫所は日本最初の検疫施設である長浦消毒所を引き継いだ日本の検疫施設最古の遺構の一つであり、一号停留所はその建築の粋を伝える。富士屋ホテルや日光金谷ホテルなどと並ぶ日本の洋風ホテルの最初期の遺構とも目され、純粋に洋風である点で建築史上の価値が大きいとされる。
横浜市によると、移設後の活用候補者はスターバックスコーヒージャパンに決まり、令和8年(2026年)夏頃のオープンに向けて協議が進められている。
旧長濱検疫所一号停留所(厚生労働省横浜検疫所検疫資料館)の見学方法
横浜市によると、令和8年(2026年)夏頃のオープンに向けて準備が進められている。公開の状況は横浜市の案内で確かめたい。
問い合わせは横浜市みどり環境局(045-671-4768)へ。
Q&A
- 旧長濱検疫所一号停留所はいつ登録有形文化財になったのですか?
- 平成30年(2018年)5月10日に登録されました。
- 一号停留所は何のための建物でしたか?
- 感染症の疑いのある上等船客が一定期間滞在するための停留所です。
- 一号停留所の建築の特徴は?
- コの字型で左右対称の平屋の洋風建築で、日本の洋風ホテルの最初期の遺構とも目されます。
- 一号停留所は今どこにありますか?
- 令和7年(2025年)3月に金沢区の海の公園に移設復元されました。
- 今後の活用は?
- 横浜市によると、スターバックスコーヒージャパンが活用候補者に決まり、2026年夏頃のオープンを目指しています。
基本情報
| 名称 | 旧長濱検疫所一号停留所(厚生労働省横浜検疫所検疫資料館)(きゅうながはまけんえきじょいちごうていりゅうじょ) |
|---|---|
| 所在地 | 神奈川県横浜市金沢区海の公園10 |
| 指定区分 | 登録有形文化財(建造物) |
| 指定年 | 平成30年(2018年)5月10日登録 |
| 員数 | 1棟 |
| 寸法 | 建坪127.25坪(約420平方メートル)(横浜検疫所) |
| 所有者 | 横浜市 |
| 公開状況 | 2026年夏頃のオープンに向け準備中 |
参考文献
- 厚生労働省横浜検疫所「検疫資料館」
- https://www.forth.go.jp/keneki/yokohama/museum/page1-1.html
- 横浜市「旧長濱検疫所一号停留所の活用候補者の決定」
- https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/kankyo/2025/20260107nagahama.html
最終更新日: 2026.09.30