旧南湖院第一病舎とは

旧南湖院第一病舎は、神奈川県茅ヶ崎市南湖にある明治32年(1899年)の結核療養所の病棟で、平成30年(2018年)3月27日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「きゅうなんこいんだいいちびょうしゃ」。

文化庁の記録では、木造2階建、スレート葺で、建築面積115平方メートル。昭和54年(1979年)、昭和58年(1983年)、平成15年(2003年)に改修されている。登録番号は14-256である。

採光と通風を考えた病棟

旧南湖院第一病舎は、敷地の北寄りに建つ木造2階建の病棟である(文化庁)。矩形の平面で、北面に切妻屋根の玄関部、西面に階段室を張り出して立面に変化を付ける。外壁は下見板張りで上げ下げ窓を並べ、2階の窓にペディメントを飾り、開口を多くとって採光と通風に配慮する。

茅ヶ崎市によれば、南湖院は結核撲滅のため明治32年(1899年)に開設された療養所で、第一病舎は明治32年9月に竣工し、創設者の母の名にちなんで「竹子室」とも呼ばれた。

登録有形文化財としての価値

文化庁は、療養地として著名な湘南で希少な明治期の結核病棟であるとして、「造形の規範となっているもの」に登録した。

見どころ

縦長の上げ下げ窓と、2階の窓の三角ペディメントが見どころである(文化庁・茅ヶ崎市)。

見学について

茅ヶ崎市の案内によれば、第一病舎は「南湖院記念太陽の郷庭園」の中にあり、外観のみ見学できる。庭園は月・木・金・土・日曜日に開園し(年末年始を除く)、4月から10月は10時から17時、11月から3月は10時から16時30分まで(入園は閉園の30分前まで)。JR茅ケ崎駅南口から神奈中バスで「仲町」下車、徒歩7分である(2023年4月の資料)。

Q&A

Q旧南湖院第一病舎はいつ建てられましたか?
A明治32年(1899年)です(文化庁)。茅ヶ崎市は同年9月の竣工としています。
Q南湖院とは何ですか?
A結核撲滅のため明治32年(1899年)に開設された療養所です(茅ヶ崎市)。
Q建物の特徴は?
A下見板張りの外壁に上げ下げ窓を並べ、2階の窓にペディメントを飾り、採光と通風に配慮しています(文化庁)。
Q見学できますか?
A南湖院記念太陽の郷庭園の中にあり、外観のみ見学できます(茅ヶ崎市)。
Q旧南湖院第一病舎が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成30年(2018年)3月27日です(文化庁)。

基本情報

名称旧南湖院第一病舎(きゅうなんこいんだいいちびょうしゃ)
所在地神奈川県茅ヶ崎市南湖7丁目12869-201
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成30年(2018年)3月27日登録
員数1棟
寸法木造2階建、スレート葺、建築面積115㎡
所有者茅ヶ崎市
公開状況南湖院記念太陽の郷庭園内、外観のみ(茅ヶ崎市)

参考文献

旧南湖院第一病舎(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00012137
旧南湖院第一病舎・南湖院記念太陽の郷庭園(茅ヶ崎市)
https://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/037/070/0401nankoin.pdf

最終更新日: 2026.10.21