昭和電工川崎工場本事務所とは

昭和電工川崎工場本事務所は、神奈川県川崎市川崎区扇町の埋立地に昭和6年(1931年)に建てられた鉄筋コンクリート造2階建の工場事務所で、平成11年(1999年)8月23日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「しょうわでんこうかわさきこうじょうほんじむしょ」。

文化庁の記録では、鉄筋コンクリート造2階建、建築面積765平方メートル。登録番号は14-0027、所有者は株式会社レゾナックである。

アンモニア合成の工場の本事務所

川崎区の「かわさき区の宝物」シートによれば、昭和電工川崎工場本事務所は、昭和電工の前身である昭和肥料の本事務所として昭和6年(1931年)に建てられた。施工は清水組(現・清水建設)で、設計者はわかっていない。

同シートによれば、昭和肥料は昭和3年(1928年)に設立され、本事務所が完成した昭和6年(1931年)に国産の技術と機械によるアンモニア合成に成功した。昭和14年(1939年)に日本電気工業と合併して昭和電工となった。扇町は東京湾埋立株式会社が昭和3年(1928年)に完成させた埋立地である。

登録有形文化財としての価値

昭和電工川崎工場本事務所は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録された。文化庁は、昭和初期の京浜工業地帯における工場事務所建築の代表的事例のひとつとしている。

川崎区のシートによれば、川崎市内では3件目の国の登録有形文化財で、民間が所有する施設としては市内で最初の登録だった。

見どころ

陸屋根の2階建で、正面中央に車寄を低く平たく突き出し、縦長の窓を並べた簡潔な外観である(文化庁)。

川崎区のシートによれば、玄関を入るとすぐに吹抜けの階段があり、ステンドグラスや手摺り、腰掛けの装飾に、戦災後の改修を経ながらも当時の洋風建築の面影が残る。

見学について

川崎区のシートによれば、昭和電工川崎工場本事務所は現在も事業所の事務所として使われており、工場の敷地内にあるため一般公開はしていない。

所在地は川崎市川崎区扇町28-1(文化庁)。

Q&A

Q昭和電工川崎工場本事務所はいつ建てられましたか?
A昭和6年(1931年)です(文化庁)。
Qもとは何の建物ですか?
A昭和電工の前身、昭和肥料の本事務所です(川崎区)。
Q建物の特徴は?
A陸屋根の鉄筋コンクリート造2階建で、正面中央に低く平たい車寄を突き出し、縦長の窓を並べます(文化庁)。
Q見学できますか?
A工場の敷地内にある現役の事務所で、一般公開はしていません(川崎区)。
Q登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成11年(1999年)8月23日です。

基本情報

名称昭和電工川崎工場本事務所(しょうわでんこうかわさきこうじょうほんじむしょ)
所在地神奈川県川崎市川崎区扇町28-1
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成11年(1999年)8月23日登録
員数1棟
寸法鉄筋コンクリート造2階建、建築面積765平方メートル
所有者株式会社レゾナック
公開状況一般公開なし(工場敷地内)

参考文献

昭和電工川崎工場本事務所(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00001250
かわさき区の宝物シート 昭和電工(株)川崎事業所本事務所(川崎市川崎区)
https://www.city.kawasaki.jp/250/cmsfiles/contents/0000002/2286/25-1.pdf

最終更新日: 2026.10.14