御大典を記念した鳥居

参道にまたがる大鳥居は、昭和3年(1928年)、昭和天皇の御大典を記念して建てられた。設計は京都府技師の阪谷良之進、造営は神宮を支える平安講社による。

構造は鉄筋コンクリート造で一部に鉄骨を用いる。木造が通例の鳥居にあって異例の工法であり、この規模を可能にした。形式は上部の島木・笠木が両端で反り上がる明神鳥居。幅は約18メートル、高さは約24メートルで、神宮側は24.4メートルとする。建立当時は国内最大の鳥居であった。

規模とプロポーション、そして景観

平成14年(2002年)9月3日、国の登録有形文化財に登録された。この鳥居を特徴づけるのは大きさだけでなく比率である。高さに対して柱が太く、細身ではなく重厚で地に据わった姿を見せる。

参道である神宮道の上にまたがり、美術館やコンサートホール、動物園が集まる岡崎の文化ゾーンにあって、地域のランドマークとして定着している。多くの京都市民にとって、まず岡崎の目印であり、次いで神宮の鳥居として意識される存在である。

見どころ

本群のなかで大鳥居は開けた場所に単独で立ち、時間を問わず自由に眺められる。柱の根元まで近づくと、同じ高さの木造鳥居では得られない柱の太さがよくわかる。

北を望めば、鳥居の額のなかに遠く応天門の屋根がおさまる。参道を進む前に一度足を止めたい構図である。夕刻にはコンクリートが西日を受け、朱がいっそう深く沈む。

よくある質問

Q大鳥居の高さはどのくらいですか。
A高さは約24メートル(神宮側は24.4メートルとする)、幅は約18メートルです。昭和3年の建立当時は国内最大の鳥居でした。
Q何でできているのですか。
A木造ではなく、鉄筋コンクリート造で一部に鉄骨を用いています。この工法によって異例の大きさを実現しました。
Qなぜ建てられたのですか。
A昭和天皇の御大典を記念して建てられました。造営は平安講社、設計は京都府技師の阪谷良之進です。
Qどこにあり、自由に見られますか。
A岡崎の神宮道にまたがって立ち、参道北側の開けた公共空間にあるため、時間を問わず自由に眺められます。

基本情報

名称平安神宮大鳥居(へいあんじんぐうおおとりい)
所在地京都府京都市左京区岡崎成勝寺町・岡崎円勝寺町
指定区分登録有形文化財(建造物)
登録年月日平成14年(2002年)8月21日/告示 同年9月3日
登録番号26-0129
員数1基
構造鉄筋コンクリート造一部鉄骨造、高さ24m、幅18m
年代昭和3年(1928年)
所有者宗教法人平安神宮
公開状況神宮道上の開けた公共空間にあり、常時自由に見学可

参考文献

国指定文化財等データベース(文化庁)
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00002939
平安神宮 社殿・境内案内(公式)
https://www.heianjingu.or.jp/map/guide/
平安神宮 公式サイト
https://www.heianjingu.or.jp/

最終更新日: 2026.07.02