対岳文庫とは

対岳文庫は、京都市左京区岩倉上蔵町の国の史跡「岩倉具視幽棲旧宅」の敷地東側にある昭和3年(1928年)建築の鉄筋コンクリート造平屋建の展示・収蔵施設で、平成19年(2007年)10月2日に国の登録有形文化財(建造物)となった。読みは「たいがくぶんこ」。設計は建築家武田五一である(文化庁、岩倉具視幽棲旧宅)。

文化庁の記録では、鉄筋コンクリート造平屋建、瓦葺、建築面積69平方メートル。登録番号は26-0266で、所有者は京都市である。

岩倉具視の遺品を納めた文庫

岩倉具視幽棲旧宅によれば、対岳文庫は岩倉具視の遺品類や明治維新関係の文書などを展示・収蔵するために建てられた。設計した武田五一は京都帝国大学教授で、京都市庁舎本館も手がけた建築家である。

岩倉具視は文久2年(1862年)から慶応3年(1867年)まで洛北の岩倉村に幽棲し、その旧宅は昭和7年(1932年)に国の史跡に指定された。対岳文庫では岩倉具視の関係品を展示しているが、重要文化財「岩倉具視関係資料」1018点などは京都市歴史資料館に収蔵されている(岩倉具視幽棲旧宅)。

登録有形文化財としての価値

対岳文庫は「造形の規範となっているもの」として登録された。文化庁の解説は、簡潔で軽快な意匠をもつ、武田五一の手になる小品の好例と評価している。

見どころ

対岳文庫は東西棟の主屋に、切妻造・妻入りの玄関を突き出した構成で、屋根は桟瓦葺である。外壁は上部をスクラッチタイル貼り、腰を洗い出しとする(文化庁)。

内部は陳列室と収蔵室に分かれ、床は板敷き、壁は板張りとしている(文化庁)。瓦屋根の和風の外形に、スクラッチタイルの壁を組み合わせた小さな建物である。

見学について

岩倉具視幽棲旧宅は入場人数を限定して公開しており、午前9時から午後4時までの1時間ごとの枠で予約を受け付けている。入場料は一般400円(11月14日〜29日は500円)、中学・高校生200円、小学生100円(岩倉具視幽棲旧宅)。

交通は地下鉄烏丸線国際会館駅から京都バス24系統で終点「岩倉実相院」下車、南へ徒歩3分。叡山電車岩倉駅からは北へ徒歩約20分。所在地は京都市左京区岩倉上蔵町100、電話は075-781-7984(岩倉具視幽棲旧宅)。

Q&A

Q対岳文庫はいつ建てられましたか?
A昭和3年(1928年)です(文化庁)。
Q対岳文庫を設計したのは誰ですか?
A京都帝国大学教授の建築家、武田五一です(文化庁、岩倉具視幽棲旧宅)。
Q対岳文庫は何のための建物ですか?
A岩倉具視の遺品類や明治維新関係の文書などを展示・収蔵するために建てられました(岩倉具視幽棲旧宅)。
Q対岳文庫を見学するには?
A岩倉具視幽棲旧宅は予約制で、午前9時から午後4時までの1時間ごとの枠で入場します。一般の入場料は400円です(岩倉具視幽棲旧宅)。
Q対岳文庫が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成19年(2007年)10月2日です。

基本情報

名称対岳文庫(たいがくぶんこ)
所在地京都府京都市左京区岩倉上蔵町100
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成19年(2007年)10月2日登録
員数1棟
寸法鉄筋コンクリート造平屋建、瓦葺、建築面積69平方メートル
所有者京都市
公開状況岩倉具視幽棲旧宅として公開(予約制・有料)

参考文献

対岳文庫(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00006384
施設案内(岩倉具視幽棲旧宅)
https://iwakura-tomomi.jp/about/
利用案内(岩倉具視幽棲旧宅)
https://iwakura-tomomi.jp/info/
アクセス(岩倉具視幽棲旧宅)
https://iwakura-tomomi.jp/access/

最終更新日: 2026.10.07