善峯寺多宝塔とは:棟札が建立年を伝える元和7年の塔
善峯寺多宝塔は、京都市西京区大原野小塩町の善峯寺にある元和7年(1621年)建立の三間多宝塔で、昭和52年(1977年)に国の重要文化財に指定された。
読みは「よしみねでらたほうとう」。「ぜんぽうじ」ではなく「よしみねでら」と読む。文化庁の国指定文化財等データベースに記された形式は三間多宝塔、檜皮葺。指定年月日は昭和52年(1977年)6月27日、所有者は善峯寺である。
指定の理由:軽快優美な小規模の多宝塔
文化庁の解説は、この塔を小規模な多宝塔で木割が細く、全体の形が軽快優美であると評価している。材料が良質で部材の保存もよく、棟札によって建立年代が明らかな点も重視されている。
旅行情報誌によれば、棟札には「造立元和七辛酉三月吉日」と記され、棟札も附として指定されている。善峯寺に現存する最古の建築とされる。
見どころ:石積みの基壇と上下で変わる屋根
多宝塔は、下層を方形、上層を円形の塔身とし、その上に方形の屋根を載せる形式の塔である。善峯寺多宝塔は石積みの基壇の上に建ち、下層には組高欄を付けた縁がめぐる。旅行情報誌は高さを約12メートル、本尊を愛染明王と紹介している。
木割の細さは、柱や組物、垂木の細さに表れる。少し離れて塔全体の輪郭を眺め、下層の屋根と上層の屋根の出の比例を確かめると、文化庁が「軽快優美」と評した姿がよく分かる。檜皮葺の屋根の柔らかな曲線にも目を留めたい。
見学方法:善峯寺への参拝
善峯寺は京都市西京区大原野小塩町1372、西山の中腹にある。京都市の観光案内によれば、JR向日町駅や阪急東向日駅から阪急バス66系統で善峯寺へ向かう。冬期(1月6日から2月末)はバスが手前の小塩までの運行となり、そこから歩いて登ることになる。
境内に入るには入山料が必要である。拝観時間や料金は時期によって変わることがあるので、善峯寺(電話075-331-0020)に確認してほしい。多宝塔は外観を拝観する形になる。
Q&A
- 善峯寺多宝塔の読み方は?
- 「よしみねでらたほうとう」と読みます。
- 善峯寺多宝塔はいつ建てられましたか?
- 元和7年(1621年)の建立で、棟札によって年代が明らかです。
- 善峯寺多宝塔はなぜ重要文化財なのですか?
- 小規模ながら木割が細く軽快優美な姿で、材料が良質で保存もよく、建立年代が明確であるためです。昭和52年(1977年)に指定されました。
- 善峯寺へのアクセス方法は?
- JR向日町駅や阪急東向日駅から阪急バス66系統を利用します。冬期は小塩バス停までの運行となります。
- 善峯寺の拝観料は?
- 入山料が必要です。最新の料金は善峯寺(075-331-0020)に確認してください。
基本情報
| 名称 | 善峯寺多宝塔 |
|---|---|
| 所在地 | 京都府京都市西京区大原野小塩町1372 |
| 指定区分 | 重要文化財(建造物) |
| 指定年 | 昭和52年(1977年)6月27日指定 |
| 員数 | 1基 |
| 寸法 | 三間多宝塔、檜皮葺 |
| 所有者 | 善峯寺 |
| 公開状況 | 境内は入山料が必要。塔は外観を拝観 |
参考文献
- 文化庁 国指定文化財等データベース「善峯寺多宝塔」
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/1934
- 旅行情報マガジン「善峯寺・多宝塔」
- https://tabi-mag.jp/ky0722/
- 京都市観光協会 西山エリア案内(PDF)
- https://global.kyoto.travel/resource/global/download/52-pdf.pdf
最終更新日: 2026.09.27