桑名石取祭の祭車行事とは:鉦と太鼓で囃す夏の祭り

桑名石取祭の祭車行事は、三重県桑名市の桑名宗社に対して毎年夏に行われる祭礼で、平成19年(2007年)に国の重要無形民俗文化財に指定された。

読みは「くわないしどりまつりのさいしゃぎょうじ」。文化遺産オンラインによると、旧城下町桑名の総鎮守である桑名宗社の氏子町内から祭車と呼ばれる車が出され、鉦と太鼓で激しく囃しながら曳き回される。指定の種別は風俗慣習(祭礼・信仰)、保護団体は桑名石取祭保存会である。

平成28年(2016年)には、全国の「山・鉾・屋台行事」の一つとしてユネスコの無形文化遺産の代表一覧表に記載された。

指定の理由:禊ぎ祓いから生まれた祭礼

文化遺産オンラインの解説によると、この行事は本来、夏の禊ぎ祓いの意味を持ち、清らかな石を取って祭りの場を浄めるものが祭礼化したものである。「石取」の名もこれに由来する。

現在は氏子の各町内が11の組に分かれて参加する。町ごとに祭車を出し、囃しを競う形で受け継がれてきた点が、都市の祭礼の風俗慣習として評価されている。

見どころ:祭車の飾りと鉦の響き

桑名市によると、最大40台の祭車に鉦や太鼓を付け、それらを一斉に打ち鳴らす音が見る者を圧倒する。「日本一やかましい祭り」とも呼ばれる。本楽では桑名宗社(春日神社)への巡行のため、旧東海道などを練り歩く。

祭車の中には、立川和四郎富重の彫刻や高村光雲作の飾り物を持つ歴史的に価値の高いものもある。音だけでなく、祭車の彫刻や飾り物にも目を向けたい。

見学方法:開催時期とアクセス

祭りは例年8月上旬に行われ、2025年は8月2日と3日に開催された。日程や時間は年によって異なるため、桑名石取祭の公式情報や桑名市の案内で確認してほしい。

会場の中心となる桑名宗社へは、JR・近鉄・養老鉄道の桑名駅から徒歩約20分。祭りの期間中は周辺に臨時の駐車場が設けられるが、混雑するため公共交通機関の利用が望ましい。沿道で見学する際は、祭車の進路をふさがないようにしたい。

Q&A

Q桑名石取祭の祭車行事はいつ行われますか?
A例年8月上旬で、2025年は8月2日と3日でした。日程は年ごとに確認してください。
Q桑名石取祭とはどのような祭りですか?
A桑名宗社の氏子町内から出る祭車を、鉦と太鼓で激しく囃しながら曳き回す祭礼です。
Q桑名石取祭の祭車行事はいつ重要無形民俗文化財に指定されましたか?
A平成19年(2007年)3月7日です。2016年にはユネスコ無形文化遺産にも記載されました。
Q「石取」の名前の由来は?
A清らかな石を取って祭りの場を浄める夏の禊ぎ祓いの行事が祭礼化したことに由来します。
Q桑名石取祭へのアクセス方法は?
AJR・近鉄・養老鉄道の桑名駅から徒歩約20分です。

基本情報

名称桑名石取祭の祭車行事
所在地三重県桑名市(桑名宗社と氏子町内)
指定区分重要無形民俗文化財(風俗慣習)
指定年平成19年(2007年)3月7日指定
員数祭礼(氏子町内11組が参加)
寸法最大40台の祭車(桑名市による)
所有者保護団体 桑名石取祭保存会
公開状況例年8月上旬に開催。沿道で見学可

参考文献

文化遺産オンライン「桑名石取祭の祭車行事」
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/293760
桑名市観光サイト「石取祭」
https://www.city.kuwana.lg.jp/kanko/event/summer/summer004.html
文化庁 国指定文化財等データベース
https://kunishitei.bunka.go.jp/

最終更新日: 2026.09.27