旧小林古径邸とは

旧小林古径邸は、新潟県上越市本城町の高田城址公園内にある昭和9年(1934年)の住宅で、平成17年(2005年)7月12日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「きゅうこばやしこけいてい」。平成13年(2001年)に東京から移築された。

文化庁の記録では、木造2階建、瓦葺、建築面積151平方メートル。登録番号は15-0184である。

東京の馬込からふるさとへ

旧小林古径邸は、上越市出身の日本画家・小林古径の住まいである。上越市によれば、古径の依頼により建築家の吉田五十八が設計し、京都の宮大工棟梁・岡村仁三が施工して、昭和9年(1934年)に東京の馬込(大田区)で完成した数寄屋造りの住宅である。

東京の家は平成5年(1993年)に解体されたが、上越市が部材を買い取り、平成13年(2001年)に古径のふるさとの高田城址公園内に移築・復原した(上越市)。隣には、写真や図面をもとに復原した古径の画室がある。

登録有形文化財としての価値

旧小林古径邸は「造形の規範となっているもの」として登録された。文化庁は、吉田五十八の設計と数寄屋大工・岡村仁三の手による、注目すべき近代住宅建築と評価している。

細く軽く見せる新しい和風

旧小林古径邸は木造2階建・切妻造・桟瓦葺(文化庁)。見えないところに補強の鉄物を使って長押を省き、柱などの木柄(部材の太さ)をできるだけ細くして、新しい和風の意匠を目指している。

室内では、長押のない壁の線のすっきりした見え方と、細い柱がつくる軽さに注目したい。

見学について

旧小林古径邸は、令和2年(2020年)に開館した小林古径記念美術館の敷地内にある(にいがた観光ナビ)。開館時間は午前9時から午後5時(12月から3月は午前10時から午後4時)。休館日は毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、祝日の翌日、12月29日から1月3日、展示替えの期間である。

美術館の観覧料は一般510円、小中高生260円(にいがた観光ナビ)。えちごトキめき鉄道の高田駅から徒歩15分、または高田駅前案内所からバスで「高田城址公園」下車、徒歩約5分。駐車場は博物館と共用で普通車70台。

Q&A

Q旧小林古径邸はいつ建てられましたか?
A昭和9年(1934年)に東京の馬込で完成し、平成13年(2001年)に上越市へ移築されました(上越市)。
Q旧小林古径邸は誰が設計しましたか?
A建築家の吉田五十八で、施工は数寄屋大工の岡村仁三です(文化庁)。
Q旧小林古径邸の建物の特徴は?
A補強の鉄物を見えないところに使って長押を省き、部材を細くした新しい和風の意匠です(文化庁)。
Q旧小林古径邸は見学できますか?
A小林古径記念美術館の敷地内にあり、開館時間は午前9時から午後5時(冬期は午前10時から午後4時)、月曜休館です(にいがた観光ナビ)。
Q旧小林古径邸が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成17年(2005年)7月12日です(文化庁)。

基本情報

名称旧小林古径邸(きゅうこばやしこけいてい)
所在地新潟県上越市本城町字越後44-1
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成17年(2005年)7月12日登録
員数1棟
寸法木造2階建、瓦葺、建築面積151平方メートル
所有者上越市
公開状況小林古径記念美術館の敷地内で公開

参考文献

旧小林古径邸(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00004741
小林古径記念美術館(にいがた観光ナビ)
https://niigata-kankou.or.jp/spot/43331
小林古径記念美術館の開館について(上越市)
https://www.city.joetsu.niigata.jp/uploaded/attachment/251974.pdf

最終更新日: 2026.10.14