半田山配水地とは
半田山配水地は、岡山市北区法界院の半田山にある明治38年(1905年)創設の上水道の配水施設で、円形の配水池3基と量水室2棟、旧事務所1棟の計6件が、平成17年(2005年)2月9日に国の登録有形文化財(建造物)に登録された。読みは「はんだやまはいすいち」。所有者は岡山市である。
文化庁の解説によれば、配水地は三野浄水場の北西、半田山の標高約50メートルの地点に築かれた。吉村長策・佐野藤次郎らが工事に関わり、国庫と県費の補助を得て建設された、岡山市の創設水道の施設である。
6件の構成と年代
明治38年(1905年)の創設時に造られたのは、一号配水池・二号配水池・創建量水室・旧事務所の4件である。三号配水池は大正8年(1919年)の第一拡張工事で、増設量水室は昭和14年(1939年)の第三期拡張工事で加えられた(文化庁)。
3基の配水池はいずれも円形の平面で、同じ構造形式をとる。岡山県の解説によれば、量水室には配水池から市内へ送る水量を測る量水器が置かれていた。文化庁は一号配水池を、全国的に類例の少ない円形配水池の一つと評価している。
国土交通省がまとめた資料は、岡山市水道局の説明として、配水池が現在も稼働していると紹介している。
半田山植物園の中で見る
半田山の配水池の周囲は、岡山市水道局の配水池の環境整備によって昭和39年(1964年)に開園した岡山市半田山植物園になっている(岡山市)。6件は植物園の中腹にあり、見学は植物園に入園して外観を見る形になる。岡山県の案内も公開状況を外観のみとしている。
植物園の開園時間は午前9時から午後4時30分(入園は午後4時まで)、休園日は火曜日(祝日の場合は翌日)と年末年始。入園料は大人310円、小人125円(岡山市)。駐車場は93台分あり、有料で3時間まで300円。
交通は、JR津山線法界院駅から徒歩約15分。岡山県の案内では、岡電バスまたは宇野バスの「水源地」バス停から徒歩約3分。問い合わせは岡山市半田山植物園(電話086-252-4183)。
参考文献
- 半田山配水池(岡山県の文化財)
- https://www.pref.okayama.jp/uploaded/attachment/260977.pdf
- 半田山植物園(岡山市)
- https://www.city.okayama.jp/kosodate/0000045681.html
- 半田山植物園について(岡山市)
- https://www.city.okayama.jp/shisei/0000007507.html
- 半田山配水池(国土交通省 明治期の近代化遺産資料)
- https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/region/infratourism/assets/pdf/meiji/tyugoku012.pdf
- 半田山配水地一号配水池(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00004629
最終更新日: 2026.10.06
基本情報
| 名称 | 半田山配水地 |
|---|---|
| 所在地 | 岡山県岡山市北区法界院3-1 |
| 所有者 | 岡山市 |
| 指定 | 登録有形文化財 6件 |
| 座標 | 34.69298, 133.93108 |