真光寺とは

真光寺は、岡山県備前市西片上にある真言宗の寺院で、永正13年(1516年)に五間堂へ改修された本堂と室町時代中期の三重塔の2棟が、昭和28年(1953年)11月14日に国の重要文化財に指定されている。読みは「しんこうじ」。岡山県の解説によれば、行基が開いたと伝わり、のちに報恩大師が備前四十八ケ寺の一つに加えた古刹である。

文化庁の記録では、2棟の所有者はいずれも真光寺花蔵院と真光寺自性院の連名になっている。寺は二つの院によって維持されており、岡山県観光連盟の案内も問い合わせ先を自性院としている。

2棟の重要文化財

本堂は、応永年間に再建された三間堂を、永正13年(1516年)に桁行五間・梁間五間の五間堂へ広げたものである(岡山県)。外陣の大虹梁に残る袖切眉や錫杖彫に室町時代の特徴があり、内陣の厨子には桃山時代の文様と彩色が見られる。

三重塔は、岡山県の解説によれば慶長6年(1601年)に牛窓の蓮華頂寺から移された塔で、総高18.24メートル。初重の蟇股に月輪と種子を彫り出した意匠が見どころである。2棟は同じ日に重要文化財となった。

本堂は文化庁の年代で室町後期、三重塔は室町中期とされる。年代の異なる2棟が、それぞれ別の経緯で一つの境内にそろったことになる。

境内を歩く

真光寺の本堂と三重塔は同じ境内に建ち、2棟を続けて見て回ることができる。岡山県観光連盟は赤い三重塔を寺の目印として紹介し、隣接する茶臼山公園から真光寺にかけての眺めも勧めている。

本堂と三重塔の公開範囲はそれぞれのページに記した。三重塔は岡山県の案内で外観のみの公開とされている。

参拝と交通

真光寺の所在地は備前市西片上1509。JR赤穂線西片上駅から徒歩約5分である。車では山陽自動車道和気インターから約10分で、駐車場がある(岡山県観光連盟)。拝観料についての公的な案内は確認できなかった。問い合わせ先は自性院(電話0869-64-2144)。

参考文献

真光寺本堂(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/3059
真光寺三重塔(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/3060
真光寺本堂(岡山県の文化財)
https://www.pref.okayama.jp/uploaded/attachment/260763.pdf
真光寺三重塔(岡山県の文化財)
https://www.pref.okayama.jp/uploaded/attachment/260764.pdf
真光寺(岡山観光WEB)
https://www.okayama-kanko.jp/spot/detail_11049.html

最終更新日: 2026.10.06

基本情報

名称真光寺
所在地岡山県備前市西片上1509
所有者真光寺花蔵院/真光寺自性院
指定重要文化財 2件
座標34.74466, 134.18020