高見神社の参道に面した農家の屋敷
田中家住宅(松原市高見の里)は、大阪府松原市高見の里3丁目にある農家の屋敷で、明治5年(1872年)頃に建てられた主屋と、昭和初期の長屋門・土蔵・離れ・外塀の5棟が平成18年(2006年)8月3日に登録有形文化財に登録された。文化庁の登録番号は27-0369から27-0373までの連番である。
松原市は、付属屋まで残っていて屋敷の構えがよく分かる農家建築と説明している。主屋が建てられた頃、この地は丹北郡高見村であり、市の資料によれば田中家の当主の多くは元右衛門を名のった。屋敷は高見神社の参道筋に面している。
屋敷の配置
主屋は屋敷地の北寄りに東西棟で建つ。その北東、屋敷地の北辺に沿って長屋門があり、北側から出入りする構えになっている。主屋の西南には屋敷地の西辺に沿って2階建の土蔵が建ち、南東には隣地との境に沿って離れが延びる。外塀は北辺の西寄りと、西辺の土蔵より南を囲む。
主屋だけが「造形の規範となっているもの」、ほかの4棟は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録された。外周の長屋門・土蔵・外塀が、通りに向けて屋敷の表情をつくっている。
建築年代は、主屋が明治5年頃、ほかの4棟が昭和初期である。松原市の「歴史ウォーク」の記事には付属屋も明治初期の主屋に付属して建てられていったとする書き方があるが、市の文化財ページと文化庁のデータベースはいずれも付属屋を昭和初期としており、本記事はこちらに従った。
見学について
田中家住宅(松原市高見の里)は現在も住まいとして使われており、松原市は敷地内と建物内の見学はできないと案内している。北辺の長屋門と外塀、西辺の土蔵と外塀は道路に面しているので、外観は公道から見られる。撮影は路上から、住人の方の迷惑にならないように行いたい。
参考文献
- 国指定文化財等データベース 田中家住宅主屋(文化庁)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00005638
- 国登録有形文化財 田中家住宅(高見の里所在)(松原市)
- https://www.city.matsubara.lg.jp/docs/page3509.html
- 134 国の登録文化財の田中家住宅(松原市)
- https://www.city.matsubara.lg.jp/docs/page4527.html
最終更新日: 2026.09.24
基本情報
| 名称 | 田中家住宅(松原市高見の里) |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府松原市高見の里3-167他 |
| 指定 | 登録有形文化財 5件 |
| 座標 | 34.57367, 135.54628 |