岡田三郎助アトリエとは

岡田三郎助アトリエは、佐賀県佐賀市城内にある明治41年(1908年)頃の洋画家のアトリエで、令和4年(2022年)6月29日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「おかださぶろうすけあとりえ」。

文化庁の記録では、木造平屋一部2階建、鉄板葺で、建築面積115平方メートル。大正後期に増築され、平成30年(2018年)に移築されている。登録番号は41-0127である。

東京から佐賀城内に移されたアトリエ

岡田三郎助アトリエは、佐賀城内に移築された洋画家岡田三郎助のアトリエで、アトリエと女子洋画研究所からなる(文化庁)。

佐賀県立博物館・美術館によれば、岡田三郎助は明治41年(1908年)から昭和14年(1939年)まで現在の東京都渋谷区恵比寿で暮らし、アトリエは明治41年頃に自宅の隣に建てられた木造の洋風建築である。大正時代にはアトリエに接続して女子洋画研究所が増築された。岡田の没後は洋画家の辻永の家に受け継がれ、佐賀県が県立博物館の東隣に移設・復原して、平成30年(2018年)4月1日に公開を始めた。

登録有形文化財としての価値

文化庁は、安定した採光を確保するため随所に窓を穿った内部をもち、画壇の中心的なサロンとなった明治期のアトリエで、初期の女性洋画家の教育施設としても貴重であるとして、「造形の規範となっているもの」に登録した。佐賀県立博物館・美術館は、往年の姿を保ったまま現存する近代洋画家のアトリエとして国内最古のものといわれるとしている。

見どころ

佐賀県立博物館・美術館によれば、アトリエ(53.14平方メートル)と応接室、女子洋画研究所(39.66平方メートル)の3室からなり、岡田が使ったイーゼルなどの遺品も展示されている。

見学について

佐賀県立博物館・美術館によれば、アトリエは博物館・美術館の開館時間中に無料で見学できる。

Q&A

Q岡田三郎助アトリエはいつ建てられましたか?
A明治41年(1908年)頃です(文化庁、佐賀県立博物館・美術館)。
Qもとはどこにあった建物ですか?
A東京都渋谷区恵比寿の岡田の自宅の隣にありました(佐賀県立博物館・美術館)。
Q女子洋画研究所とは何ですか?
A岡田が主宰した女性のための洋画の画塾で、大正時代にアトリエに増築されました(佐賀県立博物館・美術館)。
Q岡田三郎助アトリエは見学できますか?
A博物館・美術館の開館時間中に無料で見学できます(佐賀県立博物館・美術館)。
Q岡田三郎助アトリエが登録有形文化財になったのはいつですか?
A令和4年(2022年)6月29日です(文化庁)。

基本情報

名称岡田三郎助アトリエ(おかださぶろうすけあとりえ)
所在地佐賀県佐賀市城内1丁目15-23
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年令和4年(2022年)6月29日登録
員数1棟
寸法木造平屋一部2階建、鉄板葺、建築面積115㎡
所有者佐賀県
公開状況博物館・美術館の開館時間中は無料で見学可

参考文献

岡田三郎助アトリエ(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00014302
岡田三郎助アトリエ(佐賀県立博物館・佐賀県立美術館)
https://saga-museum.jp/museum/facility/okada-atelier.html

最終更新日: 2026.10.21