間瀬堰堤とは

間瀬堰堤は、埼玉県本庄市児玉町小平の間瀬川に昭和12年(1937年)に築かれた農業用の重力式コンクリートダムで、堰堤本体と下流の管理橋の2件が、平成12年(2000年)10月18日にそろって国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「まぜえんてい」で、間瀬ダムとも呼ばれる。

所有者は美児沢用水土地改良区である(文化庁)。堰き止められた貯水池は間瀬湖と呼ばれ、農林水産省関東農政局によれば県立上武自然公園の中にある。

児玉用水の要として

文化庁の解説によれば、間瀬堰堤は大正8年(1919年)から昭和13年(1938年)にかけて整備された児玉用水の中心的な施設で、設計は高堀育三である。

関東農政局は、間瀬川を堰き止めて児玉用水の貯水池として造られたのが間瀬湖で、間瀬堰堤は東日本に残る最古の農業用重力式ダムとしている。埼玉県は、昭和5年(1930年)から8年の歳月をかけて築造されたと紹介している。

登録有形文化財の2件

2件はいずれも平成12年(2000年)10月18日の登録である(文化庁)。

間瀬堰堤は、堤長126メートル、堤高28メートルの重力式コンクリート造の堰堤で、取水塔と護岸堤防が付く。木造2階建の取水塔上屋があり、堤体の中に放水路を設け、洪水吐の導流部は中央越流式とする。天端の高欄には擬木を用いている(文化庁)。

間瀬堰堤管理橋は、堰堤の導水下流部に架かる昭和13年(1938年)の3径間の鉄筋コンクリート造桁橋で、橋長9.5メートル、幅員2.0メートル。下部をアーチ形に刳り抜いた橋脚に、角落し用の溝を設けている(文化庁)。

見学と所在地

文化庁の解説によれば、周辺の整備によって管理橋は散策路の一部として親しまれている。埼玉県の地域資料は、間瀬堰堤を桜の名所として紹介している。

所在地は本庄市児玉町小平地内。ダムの施設内部の公開や、駐車場・交通についての公式の案内は確認できなかった。堰堤と管理橋のそれぞれの詳しい内容は、個別の記事にまとめている。

参考文献

間瀬堰堤(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00001902
間瀬堰堤管理橋(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00001903
神流川沿岸地域のみどころ(農林水産省関東農政局)
https://www.maff.go.jp/kanto/nouson/sekkei/kokuei/kanna/chiiki/02.html
桜の間瀬堰堤と花桃と水仙の丘(埼玉県北部地域振興センター本庄事務所)
https://www.pref.saitama.lg.jp/b0111/tiikimeguri/kodamasatoyamagenkitaivol3.html

最終更新日: 2026.10.14

基本情報

名称間瀬堰堤
所在地埼玉県本庄市児玉町小平地内
所有者美児沢用水土地改良区
指定登録有形文化財 2件
座標36.16208, 139.10887