東京ゴルフ倶楽部クラブハウスとは

東京ゴルフ倶楽部クラブハウスは、埼玉県狭山市柏原の入間川北岸の段丘上にあるゴルフ場の中心に、建築家アントニン・レーモンドの設計で昭和38年(1963年)に建てられたクラブハウスで、平成30年(2018年)11月2日に国の登録有形文化財(建造物)となった。狭山市によれば、市内で初めての国の登録有形文化財である。

文化庁の記録では、鉄筋コンクリート造及び木造2階建、銅板葺、建築面積1,498平方メートル。昭和47年(1972年)に増築、平成6年(1994年)に改修された。登録番号は11-0173で、所有者は一般社団法人東京ゴルフ倶楽部である。

東京ゴルフ倶楽部の歩み

東京ゴルフ倶楽部によれば、倶楽部は日本人による日本人のためのゴルフ倶楽部をつくろうという井上準之助の大正2年(1913年)の提案に始まり、大正3年に東京・駒沢で開場した。昭和7年(1932年)に埼玉県の朝霞へ移り、このときもレーモンドが洋風のクラブハウスを設計した。

戦時下に朝霞の用地が陸軍に買収されたため、昭和15年(1940年)に狭山の秩父カントリー倶楽部と合併し、現在のコースに移った。戦後は米軍に接収され、昭和27年(1952年)に返還された。創立50周年の昭和38年に、朝霞と同じレーモンドの設計で現在のクラブハウスが建てられた(東京ゴルフ倶楽部)。

登録有形文化財としての価値

東京ゴルフ倶楽部クラブハウスは「造形の規範となっているもの」として登録された。文化庁の解説は、丸太の柱や梁を多用し、中央に暖炉を備えた山小屋風のラウンジを設けるなど、レーモンドの作風が顕著に表れた円熟期の秀作と評価している。

見どころ

東京ゴルフ倶楽部クラブハウスは1階が鉄筋コンクリート造、2階が木造で、変形のロの字形の平面に緩い勾配の屋根をいくつも重ねて架け渡す(文化庁)。

内部は柱や梁などに丸太を多用し、中央に暖炉を備えた山小屋風のラウンジが中心となる(狭山市、文化庁)。東京ゴルフ倶楽部は、素朴で飾らない美しさをもつクラブハウスが会員の交流と憩いの場として使われてきたと紹介している。

見学について

東京ゴルフ倶楽部クラブハウスは会員制のゴルフ倶楽部の施設で、一般公開はされていない。東京ゴルフ倶楽部によれば、ゲストのプレーは原則として会員の招待による。所在地は狭山市柏原で、倶楽部の電話は04-2953-9111。

Q&A

Q東京ゴルフ倶楽部クラブハウスはいつ建てられましたか?
A倶楽部創立50周年の昭和38年(1963年)です(文化庁、東京ゴルフ倶楽部)。
Q東京ゴルフ倶楽部クラブハウスを設計したのは誰ですか?
A建築家アントニン・レーモンドです。朝霞時代のクラブハウスも設計しました(東京ゴルフ倶楽部)。
Q東京ゴルフ倶楽部クラブハウスの特徴は?
A丸太の柱や梁を多用し、中央に暖炉を備えた山小屋風のラウンジを設けています(文化庁)。
Q東京ゴルフ倶楽部クラブハウスは見学できますか?
A会員制の倶楽部の施設で一般公開はされていません。プレーは原則として会員の招待によります(東京ゴルフ倶楽部)。
Q東京ゴルフ倶楽部クラブハウスが登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成30年(2018年)11月2日で、狭山市初の国の登録有形文化財です(狭山市)。

基本情報

名称東京ゴルフ倶楽部クラブハウス(とうきょうごるふくらぶくらぶはうす)
所在地埼玉県狭山市柏原字通り窪1957-5
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成30年(2018年)11月2日登録
員数1棟
寸法鉄筋コンクリート造及び木造2階建、銅板葺、建築面積1,498平方メートル
所有者一般社団法人東京ゴルフ倶楽部
公開状況会員制倶楽部の施設のため非公開

参考文献

東京ゴルフ倶楽部クラブハウス(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00012496
登録有形文化財 東京ゴルフ倶楽部クラブハウス(狭山市)
https://www.city.sayama.saitama.jp/manabu/dentou/touroku/tourokuyuukeibunkaza.html
History(東京ゴルフ倶楽部)
https://www.tokyogolfclub.jp/english/history/
Guide(東京ゴルフ倶楽部)
https://www.tokyogolfclub.jp/english/guide/

最終更新日: 2026.10.10