江北図書館(旧伊香郡農会庁舎)とは

江北図書館(旧伊香郡農会庁舎)は、滋賀県長浜市木之本町のJR木ノ本駅前に昭和12年(1937年)に建てられた、もと伊香郡農会の庁舎兼公会堂で、令和6年(2024年)3月6日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「こほくとしょかん(きゅういかぐんのうかいちょうしゃ)」。

文化庁の記録では、木造2階一部平屋建、瓦葺、建築面積255平方メートル。登録番号は25-0521、所有者は公益財団法人江北図書館である。

農会の庁舎から私立図書館へ

国立国会図書館のカレントアウェアネス・ポータルによれば、江北図書館の前身は、伊香郡余呉村出身の弁護士・杉野文彌が「故郷に図書館を建て青少年に勉学の場を与えたい」との思いから明治35年(1902年)に開いた「杉野文庫」で、明治40年(1907年)に財団法人江北図書館として開館した。私立としては日本で3番目に古い図書館という。

旅色LIKESによれば、図書館は移転を繰り返したのち、昭和50年(1975年)に現在の建物へ移った。建物はもともと伊香郡農会の庁舎兼公会堂として建てられたもので、同記事は滋賀県内に現存する最古の図書館と紹介している。

登録有形文化財としての価値

江北図書館は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録された。文化庁の解説は、半円アーチの縦長窓とバットレス(控え壁)を並べた陰影の深い外観が印象的だとしている。

国立国会図書館の報告によれば、昭和12年(1937年)築の本館は老朽化と耐震性の低さから大規模な改修が必要とされ、地域の有志が加わった新体制のもとで、建物を次の世代につなぐことも図書館の使命とされている。

見どころ

寄棟造、桟瓦葺の2階建の東西棟で、南に玄関、西に平屋建の台所棟が付く。2階の南面は中央をわずかに外へ張り出して切妻造の屋根を架ける(文化庁)。

正面に並ぶ半円アーチの縦長窓とバットレスが見どころである(文化庁)。旅色LIKESは2階の広間とアーチ窓を紹介している。

見学について

旅色LIKESによれば、開館時間は午前10時から午後4時まで、休館日は火曜日・水曜日と12月29日から1月4日。問い合わせ先は江北図書館(電話0749-82-4867)。

所在地は長浜市木之本町木之本1362で、JR北陸本線の木ノ本駅のすぐ近くにある。図書館の南隣には新館「Lib+(リブプラス)」がある(旅色LIKES)。

Q&A

Q江北図書館の建物はいつ建てられましたか?
A昭和12年(1937年)に、伊香郡農会の庁舎兼公会堂として建てられました(文化庁)。
Q江北図書館はなんと読みますか?
A「こほくとしょかん」と読みます(文化庁)。
Q江北図書館はどのように始まりましたか?
A弁護士の杉野文彌が明治35年(1902年)に開いた「杉野文庫」が前身で、明治40年(1907年)に財団法人江北図書館として開館しました(国立国会図書館)。
Q江北図書館は利用できますか?
A午前10時から午後4時まで開館しています。火曜日・水曜日は休館です(旅色LIKES)。
Q江北図書館が登録有形文化財になったのはいつですか?
A令和6年(2024年)3月6日です。

基本情報

名称江北図書館(旧伊香郡農会庁舎)(こほくとしょかん)
所在地滋賀県長浜市木之本町木之本1362
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年令和6年(2024年)3月6日登録
員数1棟
寸法木造2階一部平屋建、瓦葺、建築面積255平方メートル
所有者公益財団法人江北図書館
公開状況図書館として開館(10時~16時、火・水曜休館)

参考文献

江北図書館(旧伊香郡農会庁舎)(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00014856
E2692 図書館を未来につなぐ江北図書館の活動(カレントアウェアネス・ポータル)
https://current.ndl.go.jp/e2692
北国街道 木之本宿で「本」にゆかりのあるスポットをめぐる旅(旅色LIKES)
https://tabiiro.jp/likes/articles/view/1993/

最終更新日: 2026.10.14