旧五十嵐歯科医院とは

旧五十嵐歯科医院は、静岡県静岡市清水区蒲原にある大正3年(1914年)頃の町家を改造した洋風の歯科医院で、平成12年(2000年)9月26日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「きゅういがらししかいいん」。

文化庁の記録では、木造2階建、瓦葺で、建築面積199平方メートル。のちに増築されている。登録番号は22-0070である。

旧東海道の町家を洋風に

旧五十嵐歯科医院は、旧東海道筋に建つ木造2階建の洋風建築で、在来の町家の間取りを残しつつ、外観と内装の一部を改造した(文化庁)。寄棟造・瓦葺で、ガラス窓の開口部を広くとり、ほかの壁面を下見板張りとし、玄関と増築した西棟の正面に軒板飾りを付ける。地元の大工の設計と伝えられる。

静岡市によれば、明治時代に建てられた町家を歯科医院として改修した建物で、旧東海道の面影を多く残す蒲原のまち並みの中で、ペンキ塗りの下見板の外壁など洋風の外観が特徴的である。市は地域景観資源(建造物)第2号に指定している。

登録有形文化財としての価値

文化庁は、旧東海道筋の景観の中の洋風建築として、「国土の歴史的景観に寄与しているもの」に登録した。

見どころ

広いガラス窓と下見板張りの外壁、玄関の軒板飾りが見どころである(文化庁)。デイリースポーツによれば、館内には昔の診察台や、板を渡さなければ出入りできない2階の「勉強部屋」が残る。

見学について

静岡市が所有する(静岡市)。デイリースポーツ(2026年8月)によれば、NPO法人「旧五十嵐邸を考える会」が保存活動を行っている。公開日や時間について、公的な案内は確認できなかった。

Q&A

Q旧五十嵐歯科医院はいつ建てられましたか?
A大正3年(1914年)頃に町家を改造したものです(文化庁・静岡市)。もとの町家は明治時代の建築です(静岡市)。
Q外観の特徴は?
A寄棟造・瓦葺で、広いガラス窓と下見板張りの外壁、軒板飾りをもちます(文化庁)。
Qどこにありますか?
A静岡市清水区蒲原、旧東海道筋にあります(文化庁)。
Q館内には何が残っていますか?
A昔の診察台や2階の「勉強部屋」が残ると報じられています(デイリースポーツ)。
Q旧五十嵐歯科医院が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成12年(2000年)9月26日です(文化庁)。

基本情報

名称旧五十嵐歯科医院(きゅういがらししかいいん)
所在地静岡県静岡市清水区蒲原3-23-3
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成12年(2000年)9月26日登録
員数1棟
寸法木造2階建、瓦葺、建築面積199㎡
所有者静岡市
公開状況公開日の公的な案内なし

参考文献

旧五十嵐歯科医院(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00001774
地域景観資源(建造物)第2号 旧五十嵐歯科医院(静岡市)
https://www.city.shizuoka.lg.jp/s6759/s007927.html
100年前の歯科医院に残る不思議な「勉強部屋」(デイリースポーツ、2026年8月2日)
https://www.daily.co.jp/society/life/2026/08/02/0020661757.shtml

最終更新日: 2026.10.21