旧中村洋裁学院とは

旧中村洋裁学院は、静岡県袋井市袋井にある昭和25年(1950年)の木造の学校校舎で、平成29年(2017年)5月2日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「きゅうなかむらようさいがくいん」。

文化庁の記録では、木造2階建、瓦葺で、建築面積191平方メートル。昭和28年(1953年)に増築、平成24年(2012年)に改修されている。登録番号は22-0234である。

戦後の洋裁学校の校舎

袋井市によれば、旧中村洋裁学院は洋裁指導者の中村ゆき(1909〜2010年)が昭和25年(1950年)に開いた洋裁学校の校舎で、多くの女学生がミシンを並べて技術を磨いた。のちに琴の教室や建築設計事務所としても使われ、現在は市民活動の場になっている。

建物は原野谷川沿いに南北棟で建つ(文化庁)。袋井市は、旧東海道に面した新町に建てられた建物で、袋井市景観重要建造物の第1号にも指定されていると紹介している。

登録有形文化財としての価値

文化庁は、戦後復興期の各種学校の校舎の特徴を示すものとしている。袋井市は、戦後復興の息吹を今に伝える建築物と紹介している。

見どころ

切妻造桟瓦葺の屋根の棟端に、校章をかたどったフィニアル(頂部飾り)を掲げる(文化庁)。外壁は下見板張で、妻にガラリを付け、軒天井を回す。

内部は上下階とも南半分を広い一室の教室とし、北半分に和室と洋室を置く(文化庁)。ミシンを並べた教室の広さに目を向けたい。

見学について

袋井市によれば、建物は現在、市民活動の場として使われている。一般向けの公開日や時間についての公的な案内は確認できなかった。旧東海道に面しており、外観は通りから見ることができる。

Q&A

Q旧中村洋裁学院はいつ建てられましたか?
A昭和25年(1950年)で、昭和28年(1953年)に増築されています(文化庁)。
Q旧中村洋裁学院はどこにありますか?
A静岡県袋井市袋井、旧東海道に面した新町にあります(文化庁、袋井市)。
Q旧中村洋裁学院の見どころは?
A棟端の校章のフィニアルと、上下階の広い教室です(文化庁)。
Q旧中村洋裁学院は見学できますか?
A市民活動の場として使われています。定期的な公開の案内は確認できませんでした(袋井市)。
Q旧中村洋裁学院が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成29年(2017年)5月2日です(文化庁)。

基本情報

名称旧中村洋裁学院(きゅうなかむらようさいがくいん)
所在地静岡県袋井市袋井260-1
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成29年(2017年)5月2日登録
員数1棟
寸法木造2階建、瓦葺、建築面積191㎡
所有者不明(文化庁データベースに記載なし)
公開状況市民活動の場として使用(定期公開の案内なし)

参考文献

旧中村洋裁学院(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00011507
地方創生やらまいか通信 vol.93 旧中村洋裁学院(袋井市)
https://www.city.fukuroi.shizuoka.jp/material/files/group/16/16966244.pdf
広報ふくろい 平成30年(2018年)1月1日号(袋井市)
https://www.city.fukuroi.shizuoka.jp/material/files/group/15/20180101_26-27.pdf

最終更新日: 2026.10.14