海瀬家住宅主屋とは

海瀬家住宅主屋は、静岡県沼津市西浦河内にある江戸時代末期の名主の家の主屋で、令和5年(2023年)8月7日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「かいせけじゅうたくおもや」。

文化庁の記録では、木造平屋建、瓦葺で、建築面積223平方メートル。昭和4年(1929年)ごろに改修されている。登録番号は22-0318である。

伊豆の山あいの旧家

海瀬家住宅主屋は、伊豆半島北西の山あいの集落に建つ旧家の主屋で、寄棟造・平入・桟瓦葺とし、もとは茅葺であった(文化庁)。北東を土間、南西を六間取りの床上部とし、背面側を内向きの室とする。

沼津市によれば、海瀬家は江戸時代から明治時代にかけて河内村の名主や戸長を務めた家で、現存する民家としては市内で最も古いと考えられている。使われている釘などから江戸時代末期の建築は確実とみられ、昭和4年(1929年)ごろに屋根を茅から瓦に葺き替えたが、基本の骨組みはそのまま残る。

登録有形文化財としての価値

文化庁は、開放的な正面の三間続きの座敷が祭礼のときに神輿を据えて神楽を奉納する場となる点を記し、伊豆地方の名主の風格を伝える民家として、「国土の歴史的景観に寄与しているもの」に登録した。

見どころ

祭礼のときに神輿を据え神楽を舞う正面の三間続きの座敷が見どころである(文化庁)。沼津市によれば、河内の天王祭ではオクザシキに神輿を据え、ナカザシキで神楽を舞い、観客はマエザシキに座る。

見学について

文化庁の記録では一般社団法人が所有する。沼津市の令和5年(2023年)の発表によれば、建物は海瀬家の住まいで、普段は内部を見学できない。

Q&A

Q海瀬家住宅主屋はいつ建てられましたか?
A江戸時代末期で、昭和4年(1929年)ごろに改修されています(文化庁)。
Q海瀬家はどんな家でしたか?
A江戸時代から明治時代にかけて河内村の名主や戸長を務めた家です(沼津市)。
Q祭礼との関わりは?
A正面の三間続きの座敷に神輿を据え、神楽を奉納します(文化庁)。
Q内部は見学できますか?
A沼津市の2023年の発表では、普段は生活の場のため見学できません。
Q海瀬家住宅主屋が登録有形文化財になったのはいつですか?
A令和5年(2023年)8月7日です(文化庁)。

基本情報

名称海瀬家住宅主屋(かいせけじゅうたくおもや)
所在地静岡県沼津市西浦河内171-1
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年令和5年(2023年)8月7日登録
員数1棟
寸法木造平屋建、瓦葺、建築面積223㎡
所有者一般社団法人仲屋
公開状況内部は通常非公開(沼津市、2023年)

参考文献

海瀬家住宅主屋(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00014608
海瀬家住宅の内部公開(沼津市 報道発表 2023年7月14日)
https://www.city.numazu.shizuoka.jp/shisei/pr/press/pdf/2023/20230714_4.pdf

最終更新日: 2026.10.22