織姫神社とは:機業地足利を守る朱塗りの社

織姫神社(おりひめじんじゃ)は、栃木県足利市西宮町の織姫山(両崖山)の中腹にある神社で、昭和12年(1937年)に完成した社殿、神楽殿、社務所、手水舎の4棟が平成16年(2004年)6月9日に登録有形文化財に登録された。

足利市によると、主祭神は天八千々姫命と天御鉾命の二神で、近年は産業振興と縁結びの神社として多くの参詣者を集めている。所有者は宗教法人織姫神社である。

足利市観光協会によると、神社は1,300年の歴史をもつ機業地足利の守護神を祀り、足利音頭にも「赤いお宮」と歌われてきた。足利市は、織物産業を信仰の面から支えてきた存在で、市の近代化を語るうえで欠かせない文化的・産業的遺産としている。

織姫神社の歩み

足利市観光協会によると、神社は明治12年(1879年)に建てられたが、翌明治13年(1880年)に火災で焼失した。

昭和9年(1934年)に社殿の再建に着手し、3年をかけて、当時としては珍しい鉄筋コンクリート造で昭和12年(1937年)に現在の社殿が完成した。

文化庁によると、社殿・神楽殿・社務所・手水舎はいずれも建築家、小林福太郎の設計である。足利市は、小林福太郎を長林寺本堂の設計でも知られる建築家と紹介している。

境内の配置

文化庁によると、両崖山の南斜面の中腹に石積の基壇を築いて社殿地とし、その上に社殿が建つ。社殿地へ上がる大階段の前の西方に神楽殿があり、その南に社務所が渡廊でつながって建つ。神楽殿と社務所は、社殿地の下の平地の主要な要素になっている。

手水舎は、表参道の石段の途中、神楽殿や社務所より一段低い平地に建つ。表参道を上ると、手水舎、神楽殿と社務所、大階段、社殿の順に建物が現れる。

文化庁は、4棟を小林福太郎の設計による一体の境内計画としてとらえている。足利市観光協会によると、境内からは関東平野を一望でき、神社は県立自然ハイキングコースの出発点にもなっている。

織姫神社への行き方と参拝

足利市観光協会によると、JR足利駅から車で約10分、徒歩で約25分。東武足利市駅から車で約12分、徒歩で約25分。北関東自動車道足利インターチェンジから車で約15分で、駐車場がある。

御朱印は社務所で午前9時から午後4時まで授与している。問い合わせは足利織姫神社奉賛会(0284-22-0313)へ。

参考文献

文化庁 国指定文化財等データベース「織姫神社社殿」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00004122
文化庁 国指定文化財等データベース「織姫神社神楽殿」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00004123
文化庁 国指定文化財等データベース「織姫神社社務所」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00004124
文化庁 国指定文化財等データベース「織姫神社手水舎」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00004125
足利市「織姫神社 社殿・神楽殿・社務所・手水舎」
https://www.city.ashikaga.tochigi.jp/education/000029/000169/000627/p000939.html
足利市観光協会「足利織姫神社」
https://www.ashikaga-kankou.jp/ashikaga-gosyuinl/detail/id=1079

最終更新日: 2026.09.28

基本情報

名称織姫神社
所在地栃木県足利市西宮町3889
所有者宗教法人織姫神社
指定登録有形文化財 4件
座標36.33901, 139.44469