仁風閣とは

仁風閣は、鳥取県鳥取市東町にある明治40年(1907年)の洋風の迎賓館で、昭和48年(1973年)6月2日に国の重要文化財に指定された(文化庁)。読みは「じんぷうかく」。

白い外壁の洋館、仁風閣
白い外壁の洋館、仁風閣663highland / CC BY 2.5 / Wikimedia Commons

文化庁の記録では、木造2階建で、建築面積540.7平方メートル。正面に玄関ポーチ、側面に八角形の階段室が付き、附として棟札2枚があわせて指定されている。指定番号は01912である。

皇太子の宿舎として建てられた洋館

仁風閣は、大正天皇がまだ皇太子であった時の山陰行啓に際し、その宿舎として旧鳥取藩主の池田氏が鳥取城の跡に建てた洋館で、片山東熊の設計と伝える(文化庁)。日本政府観光局によれば、明治40年(1907年)に完成した。

ルネサンス様式を基調とした木造2階建で、正面に玄関ポーチ、側面に八角形の階段室を付ける(文化庁)。飾り破風の扱いなど意匠が優れ、細部の保存もよい。

重要文化財としての価値

文化庁は、意匠が優れ細部の保存もよいとして、山陰地方における数少ない明治の洋風建築の遺構として貴重であるとしている。

見どころ

飾り破風の意匠と、正面の玄関ポーチ、側面の八角形の階段室が見どころである(文化庁)。

見学について

鳥取市が所有する(文化庁)。鳥取市によれば、仁風閣は耐震補強を含む保存修理工事のため令和5年(2023年)12月29日から長期休館しており、令和10年度(2028年度)下半期に再開館する予定である。後庭の宝隆院庭園と庭園内の茶屋敷・宝扇庵は引き続き公開されている。

Q&A

Q仁風閣はいつ建てられましたか?
A明治40年(1907年)に完成しました(日本政府観光局)。
Q何のために建てられましたか?
A皇太子時代の大正天皇の山陰行啓の宿舎として、池田氏が建てました(文化庁)。
Q設計者は?
A片山東熊の設計と伝えられています(文化庁)。
Qいま見学できますか?
A保存修理工事のため長期休館中で、令和10年度下半期に再開館の予定です(鳥取市)。
Q仁風閣が重要文化財に指定されたのはいつですか?
A昭和48年(1973年)6月2日です(文化庁)。

基本情報

名称仁風閣(じんぷうかく)
所在地鳥取県鳥取市東町2丁目121番地
指定区分重要文化財(建造物)
指定年昭和48年(1973年)6月2日指定
員数1棟(附 棟札2枚)
寸法木造2階建、建築面積540.7㎡、正面玄関ポーチ・側面八角階段室付
所有者鳥取市
公開状況保存修理のため長期休館中(令和10年度下半期に再開館予定、鳥取市)

参考文献

仁風閣(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/102/2932
市報とっとり 令和5年12月号 仁風閣の長期休館(鳥取市)
https://www.city.tottori.lg.jp/www/contents/1671589408244/simple/2312p8-9.pdf
Jinpukaku Guest House(日本政府観光局)
https://www.japan.travel/en/spot/954/

最終更新日: 2026.10.23