金作家住宅とは

金作家住宅は、富山県高岡市内免にある明治から大正期の町家と土蔵で、明治26年(1893年)の主屋、明治28年(1895年)の東土蔵、大正期(1912〜1926年)の西土蔵の3棟が、平成28年(2016年)8月1日に国の登録有形文化財(建造物)に登録された(文化庁)。読みは「かなさくけじゅうたく」。

3棟は同じ日に第84回の登録として告示され、登録番号は16-0117から16-0119の連番である(文化庁)。高岡市の文化財一覧では、3棟とも所在を内免とし、個人所有としている。

文化庁は主屋を、高岡の明治期の町並みの姿を今日に残す町家と位置づけている。金作家住宅の価値は、通りに面した町家の主屋だけでなく、その奥に庭と2棟の土蔵が続く屋敷の構成にもある。

通りから奥へ続く3棟

金作家住宅の主屋は、間口4間の細長い敷地の正面に建つ木造2階建の町家で、正面の北端に玄関を開き、奥へ土間を通す(文化庁)。正面には厚板葺の下屋庇が付く。

東土蔵は主屋の背面側に、庭をはさんで建つ。主屋に向いた東面に扉口を開き、そこに下屋を付けている(文化庁)。

西土蔵は東土蔵の背面側に接して建つ。西土蔵の置屋根をそのまま東土蔵の上まで延ばしているため、2棟の土蔵は一続きの覆屋のような屋根の下に収まっている(文化庁)。

登録の基準は棟によって異なり、主屋は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」、東西の土蔵はいずれも「造形の規範となっているもの」とされた(文化庁)。各棟の構造と見どころは、それぞれのページで扱っている。

見学について

金作家住宅は個人が所有する住宅であり、内部の公開や見学の受け入れについて、公的な案内は確認できなかった(2026年10月時点)。2棟の土蔵は主屋の背面側、庭の奥に建つ(文化庁)。

外観を見る場合も、公道からにとどめ、敷地には立ち入らないようにしたい。

参考文献

金作家住宅主屋(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00011118
金作家住宅東土蔵(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00011119
金作家住宅西土蔵(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00011120
金作家住宅主屋(文化遺産オンライン)
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/250845
市内文化財:登録有形文化財(高岡市)
https://www.city.takaoka.toyama.jp/soshiki/kyoikuiinkai_bunkazaihogokatsuyoka/1/4/2/4508.html

最終更新日: 2026.10.29

基本情報

名称金作家住宅
所在地富山県高岡市内免1-53他
指定登録有形文化財 3件
座標36.75242, 137.00739