菊屋家住宅(山口県萩市呉服町)とは:萩藩御用の豪商の、最古級の大型町家

菊屋家住宅(山口県萩市呉服町)(きくやけじゅうたく)は、山口県萩市呉服町にある、萩藩の御用を務めた豪商菊屋家の住宅で、主屋、本蔵、金蔵、米蔵、釜場の5棟が昭和49年(1974年)5月21日に重要文化財に指定された。

文化庁の記録では、主屋は江戸時代中期の建物で、桁行13.0メートル、梁間14.9メートルの切妻造である。所有者は公益財団法人菊屋家住宅保存会である。

文化庁は、主屋はかなり改造されているが、全国でも最古に属する大型の町家としてきわめて貴重であるとしている。

菊屋家住宅(山口県萩市呉服町)の建物

文化庁の記録では、主屋のほかに、土蔵造2階建ての蔵2棟(桁行12.7メートルと6.0メートル)、土蔵造の蔵(桁行11.8メートル)、釜場(桁行6.0メートル)が指定されている。いずれも江戸時代中期から後期の建物である。

菊屋家住宅保存会によると、主屋の後方に本蔵、その後ろの横町沿いに金蔵と米蔵が並び、釜場は金蔵の東側に置かれている。主屋の建設年代は明確でないが、江戸時代初期のものといわれる。

菊屋家住宅(山口県萩市呉服町)の見どころ

文化庁は、屋敷地が広大で、主屋と数棟の蔵が建ち並ぶ西側面の景観は見応えがあるとしている。菊屋家住宅保存会によると、主屋・金蔵・米蔵の白壁となまこ壁が続く路地は「菊屋横町」と呼ばれ、「日本の道100選」にも選ばれている。

同会によると、菊屋家は慶長9年(1604年)に初代菊屋友味が毛利輝元に従って萩に入り、萩城の築城や城下の町割りに力を尽くした。代々当主は孫兵衛を名乗り、萩藩の御用を務めた。

菊屋家住宅(山口県萩市呉服町)の見学方法

菊屋家住宅保存会によると、入館料は大人650円、中高生350円、小学生250円である。館内では藩主から拝領した屏風や掛け軸、生活民具などを展示し、春と秋には通常非公開の新庭を特別公開している。

問い合わせは菊屋家住宅(0838-22-0005)へ。開館時間は公式サイトで確かめたい。

Q&A

Q菊屋家住宅はいつ重要文化財に指定されましたか?
A昭和49年(1974年)5月21日に指定されました。
Q菊屋家住宅の指定建物は?
A主屋、本蔵、金蔵、米蔵、釜場の5棟です。
Q菊屋家住宅の価値は?
A文化庁によると、全国でも最古に属する大型の町家です。
Q菊屋横町とは?
A主屋・金蔵・米蔵の白壁となまこ壁が続く路地で、「日本の道100選」に選ばれています。
Q菊屋家住宅の入館料は?
A大人650円です。

基本情報

名称菊屋家住宅(山口県萩市呉服町)(きくやけじゅうたく)
所在地山口県萩市呉服町1丁目1番地
指定区分重要文化財(建造物)
指定年昭和49年(1974年)5月21日指定
員数5棟
寸法主屋:桁行13.0メートル、梁間14.9メートル、切妻造
所有者公益財団法人菊屋家住宅保存会
公開状況入館料 大人650円

参考文献

文化庁 国指定文化財等データベース「菊屋家住宅」主屋
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/3222
菊屋家住宅「菊屋家住宅とは」
https://kikuyake.com/about
菊屋家住宅「ご利用案内」
https://kikuyake.com/guide

最終更新日: 2026.09.28

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