祝橋とは
祝橋は、山梨県甲州市勝沼町の日川の峡谷に架かる、昭和6年(1931年)に建設されたコンクリートアーチ橋で、平成9年(1997年)5月7日に国の登録有形文化財(建造物)となった。読みは「いわいばし」。独特の形から「眼鏡橋」の愛称で親しまれている(文化庁)。
文化庁の記録では、コンクリートアーチ橋、延長58.6メートル、幅6.6メートルで、登録番号は19-0006、所有者は甲州市である。日本遺産「日本ワイン140年史」の構成文化財でもある(日本遺産ポータルサイト)。
ぶどうを運んだ橋
富士の国やまなしインフラガイドによれば、大正2年(1913年)の中央線勝沼駅の開業に伴い、翌大正3年に祝つり橋が架けられた。老朽化のため架け替えが決まり、総工費4万458円をかけて現在のコンクリートアーチ橋が造られた。
甲州市観光協会によれば、祝橋は勝沼駅から自動車でぶどうを出荷するために計画された。日本遺産ポータルサイトは、木造の吊橋からコンクリート造に替わったことで、ぶどうやワインを勝沼駅へ大量に運べるようになったとする。文化庁によれば、祝橋の名をもつ橋としては3代目にあたる。
登録有形文化財としての価値
祝橋は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録された。文化庁の解説は、橋脚を設けられない峡谷に架けられ、勝沼町のシンボルとして広く親しまれていると評価する。インフラガイドは、県内に3橋しか残らないコンクリートアーチ橋の一つで、2番目に古く規模は最大であると紹介している。
見どころ
峡谷をひとまたぎするアーチは周囲の自然と調和し、遠くからの眺めも美しい(富士の国やまなしインフラガイド)。甲州市観光協会によれば、ぶどう狩りやワイナリー見学に訪れる観光客に、観光の町勝沼のシンボルとして紹介されてきた。
インフラガイドによれば、昭和60年(1985年)に橋長153メートルの新祝橋が架けられて道路橋としての役目を終え、現在の祝橋は歩道として保存されている。
見学について
祝橋は甲州市勝沼町勝沼にあり、歩いて渡ることができる。甲州市観光協会によれば、JR勝沼ぶどう郷駅から市営バスで「祝橋」下車、または同駅から徒歩約30分。専用の駐車場はない。
問い合わせは甲州市役所(0553-32-2111)。
Q&A
- 祝橋はいつ造られましたか?
- 昭和6年(1931年)です(文化庁)。
- なぜ「眼鏡橋」と呼ばれるのですか?
- 峡谷をまたぐ独特のアーチの形によります(文化庁)。
- 何のために架けられましたか?
- 勝沼駅から自動車でぶどうを出荷するために計画されました(甲州市観光協会)。
- 今も車が通りますか?
- 昭和60年(1985年)に新祝橋ができ、現在は歩道として保存されています(富士の国やまなしインフラガイド)。
- 祝橋が登録有形文化財になったのはいつですか?
- 平成9年(1997年)5月7日です。
基本情報
| 名称 | 祝橋(いわいばし) |
|---|---|
| 所在地 | 山梨県甲州市勝沼町勝沼~上岩崎 |
| 指定区分 | 登録有形文化財(建造物) |
| 指定年 | 平成9年(1997年)5月7日登録 |
| 員数 | 1基 |
| 寸法 | コンクリートアーチ橋、延長58.6メートル、幅6.6メートル |
| 所有者 | 甲州市 |
| 公開状況 | 歩道として通行可、駐車場なし |
参考文献
- 祝橋(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00000132
- 祝橋(富士の国やまなしインフラガイド)
- https://www.yamanashi-infra.jp/infrastructure/642/
- 祝橋(甲州市観光協会)
- https://www.koshu-kankou.jp/map/m5106.html
- 祝橋(日本遺産ポータルサイト)
- https://japan-heritage.bunka.go.jp/ja/culturalproperties/result/4849/
最終更新日: 2026.10.11