鹿留発電所うそぶき水路吐口部とは

鹿留発電所うそぶき水路吐口部は、山梨県富士吉田市旭にある、大正7年(1918年)に竣工した石造の水路施設で、平成9年(1997年)11月5日に国の登録有形文化財(建造物)となった。読みは「ししどめはつでんしょうそぶきすいろはきぐちぶ」。河口湖の水を宮川へ導き、下流の鹿留発電所で発電に使うための水路の出口にあたる(文化庁)。

文化庁の記録では、石造、延長72.8メートルで、石造の水路坑口が付属する。登録番号は19-0020、登録時の所有者は東京電力株式会社である。

河口湖の水を発電に生かす水路

うそぶき水路は、河口湖畔の取水口(呑口部)から山を抜けて水を送る発電用の水路である。文化庁によれば、取水口の鹿留発電所うそぶき水路呑口部は大正5年(1916年)に着工し、大正7年に竣工・通水した。呑口部も同じ平成9年に登録有形文化財となっている。

河口湖.netによれば、この水路は自然に流れ出る川をもたない河口湖の水位調整にも使われている。

登録有形文化財としての価値

鹿留発電所うそぶき水路吐口部は「造形の規範となっているもの」として登録された。文化庁の解説は、呑口部と同様に石積みの構法などに時代の特徴が現れ、年月を経て周囲の景観に溶け込んでいると評価している。

見どころ

文化庁によれば、斜面の中腹に石造の坑口を設け、そこから斜面を開渠(蓋のない水路)で流し下す構成である。山中のトンネルから現れた水が石積みの水路を下る姿に、大正期の水力発電施設の姿が残る。

見学について

鹿留発電所うそぶき水路吐口部は電力会社の発電用水路として使われている施設で、所在地は富士吉田市旭5丁目。一般公開の情報は確認できないため、立ち入りは控え、周辺から見る場合も管理者の表示に従いたい。

Q&A

Q鹿留発電所うそぶき水路吐口部はいつ造られましたか?
A大正7年(1918年)です(文化庁)。
Q何のための施設ですか?
A河口湖の水を宮川へ導き、下流の鹿留発電所で発電に使うための水路の出口です(文化庁)。
Qどんな構造ですか?
A斜面の中腹に石造の坑口を設け、斜面を開渠で流し下す構成で、延長は72.8メートルです(文化庁)。
Q取水口側も文化財ですか?
Aはい。鹿留発電所うそぶき水路呑口部も平成9年(1997年)に登録有形文化財となっています(文化庁)。
Q鹿留発電所うそぶき水路吐口部が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成9年(1997年)11月5日です。

基本情報

名称鹿留発電所うそぶき水路吐口部(ししどめはつでんしょうそぶきすいろはきぐちぶ)
所在地山梨県富士吉田市旭5-2457-1、5-2462-1、5-4636-1
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成9年(1997年)11月5日登録
員数1基
寸法石造、延長72.8メートル、石造水路坑口附属
所有者東京電力株式会社(登録時)
公開状況一般公開の情報なし

参考文献

鹿留発電所うそぶき水路吐口部(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00000346
鹿留発電所うそぶき水路呑口部(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00000289
鹿留発電所嘯水路呑口部(河口湖.net)
https://kawaguchiko.net/cultural-assets/usobuki-suiro/

最終更新日: 2026.10.11