茂木七郎右衛門家住宅向蔵とは

茂木七郎右衛門家住宅向蔵は、千葉県野田市野田の茂木七郎右衛門家の屋敷に江戸時代後期に建てられた土蔵で、平成30年(2018年)3月27日に国の登録有形文化財に登録された。読みは「もぎしちろうえもんけじゅうたくむこうぐら」、登録番号は12-258である。

文化庁の記録によれば、土蔵造2階建、瓦葺で、建築面積は66平方メートル。屋敷の建物群の西南端に建つ、東を正面とする南北棟の土蔵で、東側に下屋を付ける。平成15年(2003年)に改修されている。

茂木七郎右衛門家は、千葉県教育委員会によれば安永元年(1772年)から屋号を柏屋として醤油醸造業を営んだ家で、屋敷の18件の建物が登録されている。

登録の理由と価値

茂木七郎右衛門家住宅向蔵は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録された。文化庁の解説は、文政4年(1821年)の野田大火の際のものと思われる焼損跡が残るなど、地域の歴史を今に伝える土蔵であると評価している。

内部は1階・2階とも板敷の一室で、小屋組は叉首組と和小屋を交互に用い、屋根は切妻造の桟瓦葺とする。醤油醸造で栄えた野田の町が大火に見舞われた記憶を、建物そのものに刻んでいる点が、この蔵の大きな価値である。

見どころ

向蔵で最も注目したいのは、文政4年(1821年)の野田大火の際と思われる焼損跡である。江戸時代の火災の痕跡が、200年を経た土蔵に残っている。

建物の構えにも目を向けたい。東を正面とする南北棟で、東側に下屋を付けた形は、屋敷の西南端という位置とあわせて、敷地の隅を固める蔵の姿を示している。

見学方法

茂木七郎右衛門家住宅は現在も生活の場として使われているため、内部の見学はできない(野田市)。向蔵は屋敷の内側に建つため、敷地の外から見られるかどうかについての公的な案内は見当たらない。

邸内社の琴平神社は、一般参拝のために毎月10日に開門される(野田市)。屋敷への行き方は茂木七郎右衛門家住宅のページにまとめてある。

Q&A

Q茂木七郎右衛門家住宅向蔵はいつ建てられましたか?
A文化庁の記録では江戸時代後期の建築で、平成15年(2003年)に改修されています。
Q茂木七郎右衛門家住宅向蔵が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成30年(2018年)3月27日に登録されました。登録番号は12-258です。
Q茂木七郎右衛門家住宅向蔵に残る焼け跡とは?
A文化庁の解説によれば、文政4年(1821年)の野田大火の際のものと思われる焼損跡が残っています。
Q茂木七郎右衛門家住宅向蔵の大きさと造りは?
A建築面積66平方メートルの土蔵造2階建で、内部は1階・2階とも板敷の一室、屋根は切妻造の桟瓦葺です。
Q茂木七郎右衛門家住宅向蔵は見学できますか?
A屋敷は現在も住まいとして使われているため、内部の見学はできません。邸内の琴平神社は毎月10日に開門されます。

基本情報

名称茂木七郎右衛門家住宅向蔵(もぎしちろうえもんけじゅうたくむこうぐら)
所在地千葉県野田市野田339
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成30年(2018年)3月27日登録(登録番号12-258)
員数1棟
寸法土蔵造2階建、瓦葺、建築面積66平方メートル
所有者個人
公開状況非公開(住まいとして使用中)

参考文献

茂木七郎右衛門家住宅向蔵(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00012113
茂木七郎右衛門家住宅主屋ほか(千葉県教育委員会)
https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/bunkazai/bunkazai/q111-103.html
茂木七郎右衛門家住宅(野田市)
https://www.city.noda.chiba.jp/kurashi/kyoiku/bunka/1000585/1017161.html

最終更新日: 2026.10.04