金銅獅子唐草文鉢とは:奔躍する獅子と唐草を線刻した、奈良時代の豊麗な金銅の鉢
金銅獅子唐草文鉢(こんどうししからくさもんはち)は、岐阜県岐阜市の護国之寺が所有する奈良時代の金銅の鉢で、昭和30年(1955年)2月2日に国宝に指定された。
文化庁の記録では、員数は1口、高さ14.5センチメートル、胴径27.6から27.0センチメートルで、所有者は護国之寺である。大正4年(1915年)3月26日に当時の制度で指定されている。
文化庁によると、銅製鍍金で、いわゆる鉄鉢形をしている。
金銅獅子唐草文鉢の文様
文化庁の記録によると、表面全体に獅子唐草文を線刻する。口縁に沿って2条、胴部の中央に3条の連珠文を巡らせて上下2段に分け、上段の四方に鬣をなびかせて奔躍する獅子を表し、飛雲を配す。獅子の間には草花文を置き、地に魚子を打つ。
下段は底部の中央に17弁からなる蓮弁を刻み、そこから四方に唐草文を表し、地は魚子地とする。
金銅獅子唐草文鉢の見どころ
文化庁は、雄偉な器形を獅子と唐草文様で飾った豊麗高雅な金銅鉢であるとしている。同形の無文の遺例は少なくないが、奈良時代の特色豊かな意匠を施した類例には正倉院の壺や東大寺の壺がある。
文化庁によると、奈良時代の仏餉器の遺品として貴重である。
金銅獅子唐草文鉢の見学方法
鉢は護国之寺が所有しており、常時公開されているわけではない。公開の予定は護国之寺の案内で確かめたい。
Q&A
- 金銅獅子唐草文鉢はいつ国宝に指定されましたか?
- 昭和30年(1955年)2月2日に国宝に指定されました。
- この鉢の形は?
- いわゆる鉄鉢形です。
- この鉢の文様は?
- 鬣をなびかせて奔躍する獅子と唐草、草花、蓮弁を線刻しています。
- この鉢は何に使われたのですか?
- 文化庁によると、奈良時代の仏餉器の遺品です。
- この鉢の大きさは?
- 高さ14.5センチメートル、胴径27.6から27.0センチメートルです。
基本情報
| 名称 | 金銅獅子唐草文鉢(こんどうししからくさもんはち) |
|---|---|
| 所在地 | 岐阜県岐阜市(護国之寺) |
| 指定区分 | 国宝(工芸品) |
| 指定年 | 昭和30年(1955年)2月2日指定(大正4年(1915年)3月26日旧制度指定) |
| 員数 | 1口 |
| 寸法 | 高さ14.5センチメートル、胴径27.6から27.0センチメートル |
| 所有者 | 護国之寺 |
| 公開状況 | 常時公開ではない |
参考文献
- 文化庁 国指定文化財等データベース「金銅獅子唐草文鉢」
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/201/461
- 文化遺産オンライン「金銅獅子唐草文鉢」
- https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/188996
最終更新日: 2026.10.01