千歳楼とは

千歳楼は、岐阜県養老郡養老町の養老公園の北端にある旅館で、明治13年(1880年)建築の本館、大正期の流芳閣、昭和初期の栖鳳閣の3棟が、平成26年(2014年)10月7日に国の登録有形文化財(建造物)となった。読みは「せんざいろう」。文化庁は、濃尾平野を望む景勝地に建つ瀟洒な木造旅館と記している。

宿の案内によれば、千歳楼は1764年(宝暦年間)に養老で創業した。明治13年(1880年)に養老公園が造られると、まもなく滝から500メートル下の丘の上に移って建て直された(千歳楼)。

3棟の構成

本館は木造2階建で、正面に車寄を張り出し、2階に28畳の大広間をもつ。その北に流芳閣が雁行して接続し、さらに廊下を介して北へ栖鳳閣が続く。流芳閣と栖鳳閣はともに東側を懸造として、座敷から眺望を得ている(文化庁)。

流芳閣は赤い漆喰で仕上げた真壁の数寄屋座敷と3階建の月見台をもち、栖鳳閣は竹内栖鳳筆と伝える絹本を天井に貼った袖の間をもつ(文化庁)。本館と流芳閣は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」、栖鳳閣は「造形の規範となっているもの」として登録された。

宿によれば、明治以降、皇族のほか竹内栖鳳、横山大観、北原白秋、谷崎潤一郎らが訪れている(千歳楼)。

宿泊・食事と所在地

千歳楼は現在も旅館として営業しており、宿泊のほか食事のみの利用もできる。宿泊はチェックインが午後3時から、チェックアウトが午前11時まで。食事のみの場合、昼は午前11時30分から午後2時30分、夜は午後6時から午後10時(千歳楼)。所在地は養老町養老公園1079、電話は0584-32-1118。

参考文献

千歳楼と養老の歴史(千歳楼)
https://senzairou.com/history/
千歳楼本館(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00010152
千歳楼流芳閣(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00010153
千歳楼栖鳳閣(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00010154

最終更新日: 2026.10.06

基本情報

名称千歳楼
所在地岐阜県養老郡養老町養老字松原1079他
所有者株式会社養老
指定登録有形文化財 3件
座標35.28447, 136.54114