上州白久保のお茶講とは:茶を飲み分けて競う村の行事

上州白久保のお茶講(じょうしゅうしらくぼのおちゃこう)は、群馬県吾妻郡中之条町白久保に伝わる、茶を飲み分けて当てることを競う行事で、平成2年(1990年)3月29日に国の重要無形民俗文化財に指定された。

文化庁の記録では、種別は風俗慣習で、保護団体は白久保お茶講保存会である。

文化庁の解説によると、群馬県の吾妻地方には「お茶講」と呼ばれる茶の飲み分けを競う行事が分布していたが、多くはすでに消滅している。その中で、旧吾妻郡中之条町の白久保では今もお茶講が行われている。

上州白久保のお茶講の内容

文化庁の解説によると、白久保天満宮に茶を供えたのち、4種類の茶を飲み分ける。全問正解の者や、まったく当たらない者が多い年は豊作になるといわれている。

中之条町観光協会によると、お茶講では、渋茶(煎茶)、甘茶、チンピ(みかんの皮を干したもの)を煎って粉にし、4種類の混合茶を作って、それを飲み当てる。

同協会は、お茶講が14世紀中ごろに行われた「闘茶」と深い関わりがあるといわれると紹介している。闘茶は茶会の一種で「茶勝負」ともいい、茶の香りや味を当てる遊びである。

上州白久保のお茶講の価値

吾妻地方に広く分布していたお茶講の多くが消えたなかで、白久保では天満宮の祭りと結びついた形で行事が続いている。文化庁は、茶の飲み分けを競う行事がこの地に伝えられている点を記録している。

結果によってその年の豊凶を占う点も、この行事の特色である。茶を楽しむ遊びが、村の祭礼と農作の占いに組み込まれて伝えられてきた。

上州白久保のお茶講の見学方法

中之条町観光協会によると、お茶講は毎年2月24日、白久保天満宮の宵祭りとして開かれる。

行事は地域の祭礼として行われているため、見学の可否や時間は事前に中之条町観光協会(0279-75-8814)に確認したい。

Q&A

Q上州白久保のお茶講はいつ重要無形民俗文化財に指定されましたか?
A平成2年(1990年)3月29日に指定されました。
Qお茶講とはどんな行事ですか?
A数種類の茶を飲み、どの茶かを当てることを競う行事です。
Q上州白久保のお茶講ではどんな茶を使いますか?
A中之条町観光協会によると、渋茶、甘茶、チンピを煎って粉にした4種類の混合茶を飲み当てます。
Q上州白久保のお茶講はいつ行われますか?
A毎年2月24日、白久保天満宮の宵祭りとして行われます。
Qお茶講と豊作の関係は?
A全問正解の者やまったく当たらない者が多い年は豊作になるといわれています。

基本情報

名称上州白久保のお茶講(じょうしゅうしらくぼのおちゃこう)
所在地群馬県吾妻郡中之条町白久保
指定区分重要無形民俗文化財(風俗慣習)
指定年平成2年(1990年)3月29日指定
員数文化庁データベースに記載なし
寸法文化庁データベースに記載なし
所有者保護団体:白久保お茶講保存会
公開状況毎年2月24日(白久保天満宮の宵祭り)

参考文献

文化庁 国指定文化財等データベース「上州白久保のお茶講」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/302/36
文化遺産オンライン「上州白久保のお茶講」
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/160761
中之条町観光協会「白久保のお茶講」
https://nakanojo-kanko.jp/events/%E7%99%BD%E4%B9%85%E4%BF%9D%E3%81%AE%E3%81%8A%E8%8C%B6%E8%AC%9B/

最終更新日: 2026.09.28