荒木家住宅とは
荒木家住宅は、広島県庄原市比和町森脇にある江戸時代中期の茅葺の民家で、森脇八幡宮の神官を務めてきた荒木家の住まいとして、昭和43年(1968年)4月25日に国の重要文化財に指定された。読みは「あらきけじゅうたく」。指定名称は旧町名の「荒木家住宅(広島県比婆郡比和町)」である(文化庁、庄原市)。
文化庁の記録では、桁行20.6メートル、梁間10.9メートル、入母屋造・茅葺。庄原市によれば、詳しい建築年代は明らかでないが、構造などから江戸時代中期(17世紀末から18世紀初め)の建築と考えられる。
森脇八幡宮の神官の家
庄原市によれば、荒木家は中世末(16世紀)からこの地に住み、森脇八幡宮の神官を務めてきた家である。
床を一段高くして神を祀った「たかま」と呼ばれる部屋があり、神官の家としての特性を示している(庄原市)。文化庁の解説も、平面に社家としての特色があると記している。
重要文化財としての価値
荒木家住宅は昭和43年(1968年)に重要文化財に指定された。文化庁は、18世紀はじめごろの建立と思われる住宅で、保存がよく整った意匠が見られ、平面に社家としての特色を備えた、中国地方の古い住宅の好例と評価している。
庄原市には、同じく重要文化財の民家として高野町の堀江家住宅があり、庄原市の国指定重要文化財の建造物はこの2件と円通寺本堂である(庄原市)。
見どころ
荒木家住宅の平面は、農作業をする「土間」と、牛を飼育するための「だや」が全体の半分を占め、残りは床上の5室からなる(庄原市)。
柱には「ちょうな(手斧)」と呼ばれる道具で削り出されたものが使われている(庄原市)。茅葺の入母屋造の大屋根の下に、農作業と牛の飼育、神事の場をあわせもつ山間の神官の住まいの構えが残る。
見学について
庄原観光ナビによれば、建物内部の見学には許可が必要である。外観は見学できる。所在地は庄原市比和町森脇786、問い合わせは庄原市役所生涯学習課文化振興係(電話0824-73-1189)。
Q&A
- 荒木家住宅はいつ建てられましたか?
- 詳しい年代は明らかでなく、構造などから江戸時代中期(17世紀末〜18世紀初め)の建築と考えられています(庄原市)。
- 荒木家はどんな家ですか?
- 中世末からこの地に住み、森脇八幡宮の神官を務めてきた家です(庄原市)。
- 荒木家住宅の「たかま」とは?
- 床を一段高くして神を祀った部屋で、神官の家としての特性を示しています(庄原市)。
- 荒木家住宅は見学できますか?
- 外観は見学でき、建物内部の見学には許可が必要です(庄原観光ナビ)。
- 荒木家住宅が重要文化財に指定されたのはいつですか?
- 昭和43年(1968年)4月25日です。
基本情報
| 名称 | 荒木家住宅(あらきけじゅうたく) |
|---|---|
| 所在地 | 広島県庄原市比和町森脇786番地 |
| 指定区分 | 重要文化財(建造物) |
| 指定年 | 昭和43年(1968年)4月25日指定 |
| 員数 | 1棟 |
| 寸法 | 桁行20.6メートル、梁間10.9メートル、入母屋造、茅葺 |
| 所有者 | 文化庁の記録に記載なし |
| 公開状況 | 外観見学可(内部は許可制) |
参考文献
- 荒木家住宅(広島県比婆郡比和町)(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/3197
- 有形文化財(庄原市)
- https://www.city.shobara.hiroshima.jp/main/education/shogaigakushu/cat02/02/post_187.html
- 荒木家住宅(庄原観光ナビ)
- https://www.shobara-info.com/spot/2939
最終更新日: 2026.10.08