南山資料館とは

南山資料館は、広島県三原市幸崎町能地にある昭和初期の木造2階建の洋風の診療所建築で、平成10年(1998年)4月21日に国の登録有形文化財(建造物)となった。読みは「なんざんしりょうかん」。現在は1階部分を、幸崎町出身の彫金家・清水南山の資料館として使っている(三原市)。

文化庁の記録では、木造2階建、瓦葺、建築面積85平方メートル。登録番号は34-0015である。

診療所と彫金家・清水南山

文化庁の解説によれば、この建物は1階を診療施設、2階を接客の空間とした診療所建築である。

三原市によれば、清水南山(本名亀蔵、1875〜1948)は豊田郡能地村(現在の三原市幸崎町能地)に生まれた日本で名高い彫金家である。東京美術学校で学び、大正8年(1919年)から昭和20年(1945年)まで同校の教授を務め、帝室技芸員や帝国美術院会員として彫金界に貢献した。代表作に「梅花図鍍金印櫃」がある。日本画家・平山郁夫の祖母の兄にあたり、少年時代の平山に画家になることを勧めた人でもある。

登録有形文化財としての価値

南山資料館は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録された。文化庁の解説は、正面中央の玄関が意匠上のアクセントとなり、洋風の建物として親しまれているとしている。

見どころ

南山資料館は寄棟造桟瓦葺の洋風建築で、外観は1階・2階とも整然と位置をそろえた窓が並ぶ(三原市、三原観光協会)。

正面中央の玄関の上部には石積風のアーチ窓があり、建物の意匠のアクセントになっている(文化庁、三原観光協会)。館内には清水南山ゆかりの品々が展示されている(三原市)。

見学について

三原市によれば、南山資料館の見学は要問い合わせで、問い合わせ先は三原市文化課(0848-64-9234)。所在地は三原市幸崎町能地4丁目10-12で、JR呉線の安芸幸崎駅から徒歩約10分(三原観光協会)。

Q&A

Q南山資料館はいつ建てられましたか?
A昭和初期に診療所として建てられました(文化庁、三原市)。
Q清水南山とはどんな人ですか?
A能地村出身の彫金家で、東京美術学校の教授や帝室技芸員を務めました(三原市)。
Q南山資料館の建物の特徴は?
A寄棟造桟瓦葺の洋風建築で、窓が整然と並び、正面中央の玄関上部にアーチ窓があります(文化庁、三原観光協会)。
Q南山資料館は見学できますか?
A見学は要問い合わせで、三原市文化課が窓口です(三原市)。
Q南山資料館が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成10年(1998年)4月21日です。

基本情報

名称南山資料館(なんざんしりょうかん)
所在地広島県三原市幸崎町能地4丁目10-12
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成10年(1998年)4月21日登録
員数1棟
寸法木造2階建、瓦葺、建築面積85平方メートル
所有者記載なし(文化庁データベース)
公開状況見学は要問い合わせ(三原市文化課)

参考文献

南山資料館(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00000549
南山資料館(三原市)
https://www.city.mihara.hiroshima.jp/soshiki/50/145477.html
郷土三原ゆかりの人たち 清水南山(三原市)
https://www.city.mihara.hiroshima.jp/site/kyouiku/yukari17.html
南山資料館(三原観光navi 三原観光協会)
https://www.mihara-kankou.com/sightseeing/3002

最終更新日: 2026.10.10