香住海岸とは:断崖と洞窟が続く山陰の岩石海岸

香住海岸(かすみかいがん)は、兵庫県美方郡香美町の日本海に面した岩石海岸で、昭和13年(1938年)5月30日に国の名勝に指定された。

文化庁の指定説明によると、さまざまな火山岩と、火山に由来する水成岩に富む第三紀層からなる、日本海式の海岸風景地である。

文化庁の日本遺産ポータルは、香住海岸を山陰海岸で最も湾入に富んだ隆起海岸とし、複雑に屈曲した海岸線に無数の洞窟や断崖、奇岩が連なって見事な造形美をつくり出していると紹介している。

香住海岸の構成

指定説明によると、海岸の中央に香住湾があり、東区と西区に分かれる。東区には黒島や白島などの島々があり、城山半島からの眺めがすぐれている。

西区は、「鎧の袖」と呼ばれる大絶壁と、その前に横たわる蜂の巣島、鷹の巣島などを中心とし、やや東に離れて「但馬松島」と呼ばれる島々がある。西にはさらに、多くの洞窟をもつ松ヶ崎からサグリ鼻にかけての絶壁の海岸が続く。

日本遺産ポータルによると、「鎧の袖」は別に国の天然記念物に指定されている。

香住海岸の見どころ

日本遺産ポータルによると、背後に山が迫る入り組んだ海岸線で、入り江や河口部以外は、荒波が削り出した切り立った岩や地層がむき出しになっている。彫刻作品のような岩石海岸が連なる姿が、この名勝の中心である。

東区では城山半島から黒島や白島を望む眺め、西区では鎧の袖の大絶壁と、蜂の巣島・鷹の巣島の岩礁の組み合わせに注目したい。香住海岸は、鳥取・兵庫にまたがる日本遺産のストーリーの構成文化財にもなっている。

香住海岸の見学方法

香住海岸は海岸線に沿って広がるため、見る場所によって景観が異なる。現地の見学条件について、公的な案内は確認できなかった。

断崖や岩場は危険な場所が多いため、立ち入りが制限されている場所には入らず、波の高い日は海岸に近づかないようにしたい。問い合わせは香美町へ。

Q&A

Q香住海岸はいつ名勝に指定されましたか?
A昭和13年(1938年)5月30日に国の名勝に指定されました。
Q香住海岸はどんな海岸ですか?
A火山岩と第三紀層からなる日本海式の岩石海岸で、洞窟や断崖、奇岩が連なります。
Q香住海岸の見どころは?
A城山半島から望む黒島・白島、鎧の袖の大絶壁、蜂の巣島や鷹の巣島、但馬松島などです。
Q鎧の袖とは何ですか?
A香住海岸の西区にある大絶壁で、別に国の天然記念物にも指定されています。
Q香住海岸はどこにありますか?
A兵庫県美方郡香美町の日本海沿岸にあります。

基本情報

名称香住海岸(かすみかいがん)
所在地兵庫県美方郡香美町
指定区分名勝
指定年昭和13年(1938年)5月30日指定
員数文化庁データベースに記載なし
寸法文化庁データベースに記載なし
所有者文化庁の記録に記載なし
公開状況海岸沿いの各所から見学

参考文献

文化庁 国指定文化財等データベース「香住海岸」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/401/1872
文化遺産オンライン「香住海岸」
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/202206
文化庁 日本遺産ポータル「香住海岸」
https://japan-heritage.bunka.go.jp/ja/culturalproperties/result/4475/

最終更新日: 2026.09.28